約 903,603 件
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/68.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81】 【82】 【83】 【84】 【85】 【86】 【87】 【88】 【89】 【90】 【91-100】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1327408545/ 23 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 00 17 33.61 ID BooLNE/80 [1/5] 139 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/26(木) 00 08 56.07 ID WVpLdF9a0 [1/5] 246 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/27(金) 00 16 23.27 ID OGg8fG0V0 [1/2] 329 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/28(土) 00 04 13.20 ID PKkiCGuR0 [1/4] 467 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/29(日) 00 19 06.90 ID Qbgnaahd0 [1/4] 615 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 00 15 12.04 ID 2NRJXcSO0 684 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/31(火) 00 23 00.12 ID x90spQ3o0 [1/5] 796 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/01(水) 00 05 27.73 ID AkZpXijV0 [1/4] 900 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 00 00 08.08 ID AkZpXijV0 [4/4] 974 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 23 59 50.24 ID 2d4npWua0 [5/5] 23 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 00 17 33.61 ID BooLNE/80 [1/5] 1月25日、杏子ちゃんが凍った道路で滑って遊んでいた 今日はカノッサの屈辱の日で、三方原の戦いで武田信玄が徳川家康に勝利した日 徳川十六神将の一人として有名な戦国武将鳥居忠広やウルトラマンなどで有名な映画監督円谷英二の命日 また、今日はカノッサの屈辱に因んでお詫びの日、901年に菅原道真が醍醐天皇に左遷された事から左遷の日とも言われているとか 学問の神様としても知られる菅原道真の左遷は藤原時平の讒訴によると言われる 所謂昌泰の変と呼ばれるもので、大宰権帥として大宰府に左遷された道真はその2年後に亡くなった 930年の清涼殿落雷事件は道真の怨霊によるものだとされ、彼が天神(雷神)として祭られるようになるきっかけとなった 太宰府天満宮や北野天満宮などの天満宮は彼を祭神とする神社である 因みに菅原道真は平将門、崇徳天皇と一緒に日本三大怨霊と言われる 平将門は俵藤太として知られる藤原秀郷や平貞盛らに朝敵として討伐され、首塚伝承で有名だ 崇徳天皇は保元の乱で敗北し罪人とされたが、彼は仏教に深く傾倒していた 彼は戦死者の霊を慰める為に五つの写本を完成させ、京の寺に収めて欲しいと朝廷に差し出した しかし、後白河はその写経は呪いがかけられているかもしれないと考え、それを崇徳のもとに返した それに激怒した崇徳は舌を咬み切り、血で写本に恐ろしい事を書き、後に生きながら天狗となったという まったく、平安時代の怨霊とは恐ろしいものだ そう言えば、杏子ちゃんがこの前に色々な怪談を知りたいと言っていたなぁ 時季外れにもほどがあるが、どうやら杏子ちゃんは怪談特集の番組の再放送をテレビで見たらしい 今年の夏は杏子ちゃんと一緒に怪談に縁のある場所を巡ってみるのも面白いかもしれない 雪の所為で道路は凍り、いつもより事故が増えていると朝のニュースで報道していた 自動車の事故もそうだが歩行者がすってんころりんする事も少なくない そんな状況だと言うのにわたしと杏子ちゃんは今、公園のベンチに座っている 因みに上に屋根がついているのでベンチは冷たいが全く濡れていない わたし達がわざわざこんな状況の中、外に出てきたのは杏子ちゃんの希望だ 滑っている人を見て「なんか楽しそうだな」と杏子ちゃんが呟いたのだ 「2回こけそうになっちまった」 杏子ちゃんは笑いながら温かい缶ココアを啜る わたしなんて5回は転んだよ・・・ 「怪我はないかい?」 心配してくれてありがとう。まだ、膝が痛いけど血は出てないよ 「そっか、もし痛かったら言えよ? 気休め程度の治癒魔法ならあたしでも使えるからな」 杏子ちゃんって魔法っぽい魔法使えたんだね 「一応、昔にある人から基本的な魔法は教えてもらったからな でも、小細工するより、槍振り回してる方があたしの性に似合ってるんだ」 杏子ちゃんらしいね。でも、回復魔法も聖女な杏子ちゃんにはとっても似合ってると思うけど 「聖女とか恥ずかしいこと言うなよ・・・///」 でも、本当に似合ってると思うよ?この前だって、魔女と戦ってる時にわたしの事を赤い結界で護ってくれたし 「ばーか!あたしがあんたを守るのは当たり前だろ?聖女とか関係ねーよ」 えへへ。杏子ちゃんのそういうところが聖女なんだよ?/// 「わっかんねーなー///」 わたしは杏子ちゃんの飲んだココアの空き缶を捨てに行く為にベンチを立って歩き出す その時!わたしは、凍った地面で滑って転んでしまいそうになった 「まったく、あんたは危なっかしーな・・・」 しかし、杏子ちゃんがわたしの手を掴んでくれたお陰でわたしは転ばずに済んだの えへへ///ありがとね杏子ちゃん 「ったく気をつけなよ?あんたの身体はあんただけのもんじゃねーんだからさ」 杏子ちゃん・・・こんなところで恥ずかしいよ・・・/// わたしの身体の温度が急激に上がるのが分かる 「そんなつもりで言ったんじゃねーんだけどな・・・」 「でも、あんたがそういう顔を見せてくれるんなら、あたしもあんたに応えてやるよ///」 杏子ちゃんは手を引張ってわたしの身体を杏子ちゃんのそばに寄せる そして、杏子ちゃんはゆっくりと顔を近づけ、わたしの瞳を見つめる お互いの甘く白い吐息が触れるくらいに顔を近づけるわたし達 「いいよな?///」 杏子ちゃんはわたしに愛の確認をして、わたしの口を塞ぐ ココアの甘さと杏子ちゃんの甘さが混ざって最高の味になっていた わたし達の口から漏れる白い息はまるで二人のミルクのような愛の色をしていたのでした コメント 139 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/26(木) 00 08 56.07 ID WVpLdF9a0 [1/5] 1月26日、25日に地震がくるという噂を聞いたけれどやっぱりこなかった 今日は Rシュトラウスのオペラ『薔薇の騎士』がドレスデンで初演された日でドイツ・ポーランド不可侵条約が締結された日 連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーや悪名高き陸軍軍事甘粕正彦の誕生日 フィクションを含めるならMihael KeehlやMail Jeevasの命日でもある マッカーサーと言えばコレヒドール島からの脱出を余儀なくされて"I shall return"という言葉を残したとして有名だろう 因みにマッカーサーをそこまで追い詰めたのは日本軍だ 彼を追い詰めたフィリピンの戦いは太平洋戦争における日本の全盛期の一つと言ってもいいだろう しかし、マレー作戦やシンガポールの戦いが2ヶ月以内に決着したのに対しフィリピンの戦いは決着に5ヶ月もかかってしまった フィリピン戦の勝利は5月頃だったが、当時の日本軍は約1ヵ月後の6月にミッドウェー海戦で大敗する事を知らない また、その後に続くガダルカナル島での飢えと病に満ちた地獄の戦いも知らない 話はガラっと変わってしまうが今日は文化財防火デーだった 1949年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損した事をきっかけに制定されたらしい 因みにわたしも文化財を持っている それはわたしの人生文化財に指定されている人間国宝級の大切な大切な宝物 それは情熱的な髪の色に健康的な白い八重歯、太陽のような笑顔に月より美しい飛脚・・・ 褒めるべき特徴は星の数のように多すぎて語り尽くす事が出来ない そう、それはわたしの最高の恋人、佐倉杏子ちゃんだ シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ…… 冷たい朝の洗面所に響く杏子ちゃんの歯を磨く歯ブラシの音 大きな鏡には可愛らしいお口から涎と歯磨き粉の混じった白い液体を垂らす杏子ちゃん 表情を見るとほのかにほっぺたが赤くなっており、どうやら少々恥かしがっているようだ その白い雫が洗面器にポタリポタリと落ちる音はメトロノームのように一定の間隔で響く そろそろお口くちゅくちゅしようか? わたしは杏子ちゃんのお口から歯ブラシを外し蛇口を捻り赤いコップにお湯を入れる そして、それを杏子ちゃんのお口に運ぶの 杏子ちゃんはお口をくちゅくちゅと動かしてお口の中を濯ぎ終えると洗面器に白い液体を吐き出す 一杯お湯飲んでおく? わたしは杏子ちゃんに、コップにもう一杯お湯を入れて聞いてみる 「あぁ、頼むよ」 わたしは杏子ちゃん要望に応えて、杏子ちゃんのお口元にお湯を持っていく 杏子ちゃんはそれを2、3口飲んで、もういいと合図を出した 「色々迷惑かけちまって悪いな・・・」 困った時はお互い様だよ杏子ちゃん! 何故こんな状況になっているかと言うと杏子ちゃんが利き手首をひねってしまったからだ 今朝、トイレに行こうとそてバッドから降りようとした時にひねってしまったようで杏子ちゃんは涙目になって悶えていた わたしはそんな杏子ちゃんの悲痛な悶え声に起こされたのだ わたしは患部を冷えたタオルで冷やそうとしたんだけれど杏子ちゃんは「寒いからヤダ」と突っぱねられてしまった こういう杏子ちゃんの子供っぽいところも、わたしは大好きだ でも、このままじゃ杏子ちゃんの生活に支障が出てしまう だから、わたしは杏子ちゃんの痛みが消えるまで杏子ちゃんの利き手になる事に決めたのだ 「なぁ、なんでこんなにぴったりくっ付いてんだ? あんたは温かいし甘い匂いがするからずっとくっ付いてもらってた方があたしは嬉しいけどさ」 今はわたしは杏子ちゃんの手だからね 身体と手が離れてるのなんてデスタムーアくらいしかいないでしょ 「じゃあ、手が治ったらあんたはあたしから離れちまうのかい?」 そんなわけないよ。一生わたし達は一緒だよ? 「そっか、ありがとな。なんか食いたいもんはないか? 今日のお礼にあたしが食わせてやれるもんなら今度奢ってやるよ」 うーん、わたしは今がいいなぁ… わたしはそういって杏子ちゃんに顔を近づける 「あんたはあたしを食いたいのか?///」 うん/// 「残さず食べろよな///」 杏子ちゃんは目を瞑ってわたしに唇を重ねてきた 頭がくらくらしそうなほどに気持ちのいい瞬間だった そして、わたしと杏子ちゃんは一つになったのでした コメント 246 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/27(金) 00 16 23.27 ID OGg8fG0V0 [1/2] 1月27日、日陰にはまだ雪や氷が融けずに残っている 今日は戊辰戦争で、鳥羽・伏見の戦いが行われた日でドイツのアウシュヴィッツ強制収容所がソ連軍により解放された日 ドイツ観念論の哲学者フリードリヒ・シェリングの誕生日で紫衣事件で有名な臨済宗の僧沢庵宗彭の命日 沢庵宗彭は沢庵漬けの考案者と言われているが諸説あり定かではないようだ 因みに三大レクイエムの一つの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの命日でもある 特にDies irae(怒りの日)はモーツァルトのものと同じくらい有名な曲だろう あまり有名ではないがLacrimosa(涙の日)も美しい旋律だ レクイエムを作曲した音楽家は三大レクイエムで知られるモーツァルト、ヴェルディ、フォーレが有名だが、 他にもブリテン、ベルリオーズ、ドヴォルザークなど多くの音楽家達によって作曲されている 因みに言うまでもないが、これらのレクイエムの大元は単旋律、無伴奏のグレゴリオ聖歌だ 教会音楽の歌詞はラテン語らしいけど教会の娘の杏子ちゃんはラテン語をお父さんから学んだりしたのだろうか あの甘い声で神様への唄を謳う幼い杏子ちゃん・・・想像してみただけで口元が緩んでしまう わたしが神様だったら間違いなく杏子ちゃんをさらってしまうね そして神の国で天使達が指を咥えて見ている中、杏子ちゃんとずっとイチャイチャしているだろう わたしは杏子ちゃんと東京に来ていた 今度、行かなくてはならない所の下見に来たのだ それにしても東京という都会は人が多すぎるし、駅が複雑で疲れてしまう 特に新宿駅という魔界のダンジョンで杏子ちゃんとはぐれてしまった時は泣きそうになった ある部屋で独りぼっちでいるのより、都会のような大勢の中で孤独感に苛まれる方が辛いのだ ロンダルキアの洞窟みたいに進んでも進んでも同じ風景な無限回廊に無数に散らばった案内の数字 大声で哂いながら端の方で屯する若者に、機械の様に同じ方向に向かっていくサラリーマン 『モダン・タイムス』のように機械のような動きをする彼らに一種の狂気を覚える そんなダンジョンで杏子ちゃんと再び逢えたのは奇跡としか言い様がない 杏子ちゃんもわたしの事を探し回ったみたいで、わたしと再会の抱擁をするとお腹をぐぅと鳴らした 「なぁ・・・あたし腹減ったよ・・・あっちこっちから美味そうな匂いするし、ずっと歩きっぱなしだったし・・・」 杏子ちゃんは弱った仔犬のような表情でわたしの瞳を見つめる じゃあ、どこかでご飯にしようか? 「あたしラーメン食べたい!」 わたしを探している途中で杏子ちゃんはラーメン屋さんを見つけたらしい でも、お腹減ったんだったなら食べちゃえばよかったのに。杏子ちゃんはお金持ってたと思うけど 「どんな美味くらって独りで食ってもつまらないだろ? あたしはあんたと一緒に食べたいんだ」 杏子ちゃんの優しさに目頭が熱くなったよ・・・ 「さっ、行こうぜ!」 杏子ちゃんはわたしの腕を引張って歩き出す 「あたしから離れるなよ?もう探して迷うのはごめんだからな」 わたしと杏子ちゃんは美味しいラーメンを食べ終えてお腹いっぱいだ 「美味かったな、ここのラーメン」 杏子ちゃんはお腹をぽんぽんと叩きながら言った 「今度行くところの下見はもう終ったんだろ? ならそろそろ帰るか?お腹も膨れたことだし」 そうだね、杏子ちゃん わたしは杏子ちゃんの手をとって歩き出そうとする しかし、わたしにはそれが出来なかった 「どうしたんだ?」 改札口ってどっちだっけ? 「あ・・・ごめん、忘れちまった・・・」 どうやら、わたし達は迷子になってしまったみたいだ どうしよう・・・ 「まぁ、悩んでたってどうにもならないから歩いてみようぜ? それにあたしはあんたとなら迷子になっても嫌な気分はしないよ むしろ、あんたと迷子になるなら未知の世界を冒険してるみたいな気持ちだぜ」 そう言って杏子ちゃんは逆にわたしの手を引張って歩き出した 杏子ちゃんはわたしだけの最高の道しるべだよ コメント 329 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/28(土) 00 04 13.20 ID PKkiCGuR0 [1/4] 1月28日、わたしにとってこの日ほど大切な日はない 今日は至福の日、神様や運命の巡り合わせに心より感謝すべき日 わたしと杏子ちゃんが初めて出逢った全ての始まりの日だ その日からわたしと杏子ちゃんの物語は紡がれ始めた 始まりの風は若葉に語りかけ、優しい陽の光は若葉を抱擁して 天の涙は若葉に優しく降り注ぎ、月の光は若葉に子守唄を聞かせる 風は吐息で陽は笑顔、涙は慰めで月は癒し 佐倉杏子ちゃん、彼女に逢ってからわたしの世界が変わった 灰色の砂漠のような世界が緑に満ちた楽園に変わったのだ 否、それ以前に杏子ちゃんに出逢う事がなかったらわたしは死んでいただろう 魔女という怪物に手足を引き千切られ絶望の海に沈んでいただろう わたしはその時助けてくれた杏子ちゃんの姿を鮮明に覚えている 突如姿を現し、鯛焼きを咥えながら多節棍の槍で魔女を薙ぎ倒す真紅の美少女の姿を 杏子ちゃんは魔女を斃すと「ちぇっハズレか」と呟いて、パーカーにホットパンツの姿になった そして、腰を抜かして座っているわたしにチラと目をやってから言った 「運がよかったな、あんた。ほら、食うかい?」 杏子ちゃんは地面にペタリと座りこんだわたしに、パーカーのポケットから取り出したキャンディを投げた わたしはお礼を言ってそのキャンディを口に入れると涙が零れてきた 生きてると、ただのキャンディでもこんなに美味しいんだって 「あんた、いいヤツだな」 杏子ちゃんはわたしの頭を撫でながら言った 「あっ、ごめんな。馴れ馴れしいことしちまって。あんたがあいつに似てたもんでさ・・・ 泣き止んだら真っ直ぐ帰りな。家族が心配してるだろうからな。じゃあな」 杏子ちゃんはそう言うとわたしに背中を見せた あの・・待ってください、とわたしは立ち去ろうとする杏子ちゃんを呼び止めた わたしはお礼がしたいから是非名前を教えてほしいと杏子ちゃんにお願いしたの 「佐倉杏子だ。まぁ、今度会ったら缶ジュースでも奢ってくれよ。じゃあな」 そう言って杏子ちゃんは夕闇の中に消えていった 「あー、そんなこともあったなー。もう一年経ったのかー」 杏子ちゃんは炬燵で伸びながらわたしとの過去話に興じる 「あの翌日に駅前の鯛焼き屋の前でばったり逢ったんだよな それにしてもあれから色々あったよなー」 そうだね、杏子ちゃんを連れ込んだり、一緒にご飯食べたり、一緒にお昼寝したりね 「全部あんたが強引にしたことだけどな」 でも、その結果が今のわたし達なんだからわたしのした事は正解だったんじゃないかな? 「まぁ、あたしも否定はしないよ。今はとっても幸せだしな。でもストーカーはちょっとやりすぎだと思うぞ 魔女の結界までつけて来た時は流石に驚いたぞ?」 やっぱり気付いていたんだね杏子ちゃん。だから杏子ちゃんの背後に赤い結界を張っていてくれたんだね 「正直あの時はあんたのこと思いっきりぶん殴ってやろうかと思ったよ 魔女と戦うってことはおふざけ半分で出来るもんじゃないからな でも、あんな怖い思いをした筈なのについてくるあんたのことを考えたらそんな気失せちまったよ それどころか、あんたにかっこいいところを見せてやりたいって思っちまった」 心配かけちゃってごめんね、杏子ちゃん・・・ でも、たとえ杏子ちゃんに思いっきりぶたれてもわたしは杏子ちゃんのことを追い続けてたと思うよ ねぇ、杏子ちゃん 「なんだよ改まって?」 この一年間、本当にありがとね。杏子ちゃんと一緒に過ごした時間、絶対に忘れないよ 「やめろよ照れ臭いな…あたしからもあんたに言いたいことがあるんだ」 なに杏子ちゃん? 「これからも、ずっとずっと、皺くちゃの婆さんになってもあたしと一緒にいてくれよな」 ふふ、当たり前だよ 一年間ありがとう そして、これからもよろしくね杏子ちゃん コメント 467 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/29(日) 00 19 06.90 ID Qbgnaahd0 [1/4] 1月29日、昨日の朝の地震には杏子ちゃんもびっくりしていた レンネル島沖海戦が始まった日で米国大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュが「悪の枢軸」発言をした日 細菌学者北里柴三郎や政治学者吉野作造の誕生日 レンネル島沖海戦はケ号作戦の最中に発生した戦いで日本軍はこの戦いで米軍を破った 因みにケ号作戦というのは日本軍のガダルカナル島撤退作戦の事だ ガダルカナル島戦は餓死者や病死者が大量に出た事から「餓島戦」とも呼ばれる事があるらしい 撤退作戦といえば奇跡の作戦と言われるキスカ島撤退作戦も有名である また、ガダルカナル島戦の日本軍の敗因の一つに大量の輸送船が撃沈された事が挙げられる 輸送艦の中には食糧や軍需品などが入っていたのだが、殆んど撃沈されてしまったので現地の兵には届かなかったとか 杏子ちゃんにこの事を教えたら怒りそうなのでやめておこう 昨晩は杏子ちゃんに逢って一周年記念という事でいつもより長く愛し合ってしまった まだ枕はわたしと杏子ちゃんの愛の涎が乾ききっていないようで湿っている 布団の中もわたし達の愛の営みでところどころ濡れている部分がある わたしと杏子ちゃんはそんな寝台で横になっている どうやら杏子ちゃんはまだ眠っているようですぅすぅと寝息をたてて眠っている 杏子ちゃんの寝顔は起きている時より幼く見えてしまい犯罪的な香りがするの 特にいたいけな唇には目を惹かれる 幼さと妖艶さ、相反する性質を兼ね備えた杏子ちゃんの唇は無意識にわたしを誘惑する わたしはその誘惑に負け、杏子ちゃんの唇を人差し指で時計回りに撫ぜる 至高の柔らかさを指で十分に堪能したわたしは杏子ちゃんの唇に顔を近づける 杏子ちゃんの甘い吐息がわたしの肌を撫ぜ、わたしの脳に媚薬を分泌させる 我慢できなくなったわたしは杏子ちゃんの身体をぎゅっと抱きしめ唇を奪う 甘くて甘くて甘くて甘くて、そして甘い わたしはさらに舌を伸ばし杏子ちゃんの可愛らしいピンクの舌を撫ぜる んっ・・・///やっぱ、杏子ちゃんは甘い味がするよぉ・・・/// わたしは一通り杏子ちゃんの味を堪能し終えると杏子ちゃんから顔を離した えへへ・・・朝からはしゃいじゃってるね、わたし/// 「ヘンタイ・・・」 杏子ちゃん!? 「ヘンタイ・・・」 わたしの唾液まみれでジト目の杏子ちゃんは抑揚のない声で言い放った 「朝っぱらから何やってんのさ、あんた」 杏子ちゃんが今までにないほどの呆れたような声で言い放った その表情には怒りも悲しみも含まれてはいない ただ、呆れだけが杏子ちゃんの表情に現れていた 「ヘンタイ・・・」 杏子ちゃんの「ヘンタイ」という言葉の槍がわたしをさらにゾクゾクさせる わたしは我慢できずにまた杏子ちゃんに抱きついて唇を奪ってしまった ベットがギシギシと音を立てる 「なっ!///いきなり何しやがる!///」 いつもの杏子ちゃんに戻ったようでほっぺたが真っ赤になっていた 極限状態に呆れていた杏子ちゃんでもいきなりの愛の抱擁にはたじろいでしまうらしい そんな杏子ちゃんもとっても可愛いなって 「へんたい!///へんたい!///」 うん、いいよ///変態って言われても、わたしは杏子ちゃんが好きだから! 「バカ・・・いきなり凛々しい顔して言うなよ・・・/// でも、そんな変態なあんたを好きになったあたしも変態かもな・・・///」 そして、わたしと杏子ちゃんは再び愛し合った コメント 615 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 00 15 12.04 ID 2NRJXcSO0 1月30日、風の強い日でも杏子ちゃんのスカートは捲れない 今日はドイツでヒンデンブルク大統領がヒトラーを首相に指名された日でマハトマ・ガンディーが暗殺された日 政治家緒方竹虎の誕生日で飛行機の発明者ライト兄弟の弟のオーヴィル・ライトの命日 フィクションを含めるならスタンド使いの連続殺人鬼、吉良吉影の誕生日 彼は「植物の心のような生活」を望んでいるらしいがわたしは杏子ちゃんとの「情熱的な生活」を送りたいと思う わたしは情熱という言葉が好きだ、杏子ちゃんの色であるから 現代の水平化より消え失せた情熱の花を咲かしてみよう 因みにデンマークの思想家キルケゴールの著書『現代の批判』の序文にはこうある 「現代は本質的に分別の時代であり、反省の時代であり、情熱のない時代であり、束の間の感激に沸き立つことがあっても、 やがて抜け目なく無感動の状態におさまってしまうといった時代である」 抽象化した大衆社会でわたしたちは具体的で情熱的な愛を育み合い、手を取り合って生きていこう これは一種の時代の潮流への叛逆かもしれないが、それだけわたしは杏子ちゃんと『愛』を語りたいのだ わたしは別に花には興味はなかった だから、わたしはその花の名前を知らない わたしの知っている花の種類なぞ、両手の10本の指に収まる程度しかないだろう 薔薇に百合に桜に紫陽花、梅にチューリップに・・・ 実際に見てみれば分かるかもしれないが、ぱっと挙げられる花の種類はこの程度だ それは恐らくわたしの隣の杏子ちゃんも同じだろう 別に花の種類を多く知っているからといって何か得するという事もあるまい ただ、知識は多い方がいいというのはあるかもしれないが でも、わたしはあれこれと花の種類を挙げるよりも、一つの花を恋人と眺めている方が幸せな気がする 杏子ちゃんはその花を見て、優しそうな顔をしている きっと今、わたしと杏子ちゃんが思っている事は同じ事だろう 「綺麗な花だな」 ほら、思った通りだ。わたしと杏子ちゃんは似ているのかもしれない わたしは杏子ちゃんにその花の種類は何かと聞いてみた 無論、真実の正解を期待しているわけではない 「ごめんな、分からねーや。あたしはあんたと綺麗な花を見れたってだけで満足してるしな どうせ覚えても、また忘れちまいそうだし。あんたは知ってんのか?」 いや、全く知らないよ。でも、知らないままでわたしはいいと思うよ 「じゃあ、あたし達で名前を付けないか?あたし達だけの名前をこいつに付けるんだ」 わたしと杏子ちゃんがこの場所で今、見つけたこの花、それは揺るがない それに杏子ちゃんは面白い事にこの花を「この花」と呼ばずに「こいつ」と読んだ 杏子ちゃんは「花」というカテゴリを外し、この『花』に唯一性を与えたのだ 故にこの『花』は花に非ず、この『花』は晴れて自由となり、何者にでもなれる 杏子ちゃんは無自覚に行った事なんだろうけども、やっぱり杏子ちゃんは優しい人だよ 「?あんたって最近よく分からないこと言うよなぁ・・・」 多分、杏子ちゃんのお陰でわたしは『愛』を知る事が出来たんだろうね 「ますますワケが分かんねーけど、悪い気はしねーな///」 その晩もわたしと杏子ちゃんは互いの身体を『花』さないで『愛』し合った コメント 684 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/31(火) 00 23 00.12 ID x90spQ3o0 [1/5] 1月31日、今月もいよいよ終わりだ 今日は北村透谷・島崎藤村らが文芸雑誌『文学界』を創刊した日でWWⅠでドイツが無制限潜水艦作戦を開始すると発表した日 江戸幕府初代征夷大将軍徳川家康や音楽家フランツ・シューベルトの誕生日で、啓蒙思想家西周の命日 フィクションを含めるならば、COOLなシリアルキラーの雨生龍之介や死神の朽木白哉の誕生日でもあるらしい 西周はphilosophyの訳語として哲学という言葉を創った他に、藝術・理性・科學・技術などの言葉も彼が考案した言葉だという philosophyは現在は哲学と訳されるが彼はphilosophyを希哲学と訳したらしい なぜ現代は「希」の言葉が省かれているのかはわたしは分からない そのような事を知ろうとするのが学問というものなのだろう また、今日は1月31日の1をIに見立てて愛妻(I31)の日とも言われているようだ 今のわたしにとって杏子ちゃんはまだ妻というより恋人、お嫁さんという感じの方が強いな でも、このような日があるというのは知っておいて悪い事はないだろう (乙女) 嗚呼 向こうへ 向こうへ行け 野蛮なる死神よ 私はまだ若い だから汝は向こうに行け 私に触れないで! (死) 美しく繊細な創造物である汝よ 手をお出し 私は汝の友であって 汝を罰する為に来たのではない 機嫌を直してくれ! 私は乱暴ではない 私の腕の中で穏やかに眠るがいい 今日はシューベルトの誕生日という事もあってテレビでシューベルト特集をやっている 流れているのはDer Tod und das Madchen(死と乙女) 悲壮感を漂わせるのと同時に高潔さを輝かせる歌曲だ 「この乙女って結局死んだのかな?普通のヤツが死神から逃げ切るなんて無理だもんな」 杏子ちゃんはホットココアをスプーンでかき混ぜながら言った でも、杏子ちゃんなら逆にやっつけちゃいそうだよね? 「でも死神って死ぬのか?まぁ、撃退くらいならあたしでも出来ると思うよ あたしはもっとあんたと一緒にいたいからまだ死にたくないしな」 杏子ちゃんはそう言うとわたしにじゃれて抱き付いてきた ぴょこんと立った杏子ちゃんのアホ毛がわたしの頬をくすぐる でも、杏子ちゃんがそう言うと本当に死神くらい倒してしまいそうな気がするよ 「当たり前さ。それに、あたしはもう死への覚悟なんてとっくに出来てるんだ だから、わざわざ優しい死、なんてありがた迷惑以外の何者でもないね それに覚悟がなけりゃ魔法少女なんてやってらんないよ」 杏子ちゃんは軽そうに言っているが、かなり重い事を言っているんじゃないだろうか? Memento mori(死を想え)、杏子ちゃんは常に死と隣合わせの世界に生きているのだから、それは当たり前かもしれない それでも、やはり死という言葉を平和な世界に生きるわたしが聞くと重く感じてしまう 「でもな、あたしはあんたを失う覚悟は出来てないんだ」 わたしのほっぺを人差し指でくりくりしながら言った そんなこと言ったら、わたしだって杏子ちゃんを失う覚悟なんて出来ないよ・・・ 「する必要なんかないさ。あたしは魔女なんかに殺されたりしないからな」 杏子ちゃんはそう言うとわたしの身体を抱擁した それはさっきのじゃれつきとは異なった、慈母愛を満ちた抱擁だった なにか神聖なものに包まれたような温かさ、それが杏子ちゃんの身体から感じられた 杏子ちゃんはきっと魔女にやられて死ぬ事はないだろう わたしも事故や事件に遭ったりして死ぬ事はないだろう ただ、わたしと杏子ちゃんの身体を殺すのは時間の流れだろう 時間、老衰、病・・・きっと時間に先に殺されるのはわたしだろう 何の確証もないけれど杏子ちゃんは魔法少女で身体も強いはずだからわたしより長く生きてくれるだろう わたしはそれが怖いのだ 杏子ちゃんをまた独りぼっちにしてしまうのだけが怖い 杏子ちゃんが独りで涙を流すのを想うのが辛い でも、わたしも杏子ちゃんも残酷な時間に抗う事は出来ない だから、わたしは今、この一瞬を杏子ちゃんに捧げるのだ 永久に寄り添えないならせめて、せめてその刹那に全てを注いで杏子ちゃんを愛したい だから、今日もわたしは杏子ちゃんと愛し合うの コメント 796 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/01(水) 00 05 27.73 ID AkZpXijV0 [1/4] 2月1日、今日から2月だ 今日は太平洋戦争中にケ号作戦ってのを開始した日でtaspoの発行受付がスタートした日らしい あたしみたいなガキが自動販売機で煙草を買えないようにするためにtaspoってのが出来たらしい 別にあたしは買う気なんてねーけど また、今日は『一休さん』のモデルになった坊さんの一休宗純の誕生日らしい けっこう昔のアニメらしいから見たことはないけど聞いたことならあるよ そういえば今年はうるう年ってやつで他の年より1日長いらしくて、今年は2月が29日まであるってあいつから聞いた ちなみに4で割り切れる年がうるう年らしい 2012÷4=503、割り切れた!すげー!今年はうるう年みたいだ 今年はいつもよりあいつと1日長く一緒にいられると思うとなんだか嬉しい あいつと一緒にいつもより3食多く食べられるってのも嬉しい 今さらだけど、今年は何かいいことがありそうだ リボンをつけるとてっぺんの方の毛が数本ぴょこんとはねてしまう どうやら世間ではこのようにはねた毛をアホ毛って言うらしいな でもアホ毛って言われるとあたしがアホみたいに聞こえてしまうからあんまり好きな呼び方じゃない まぁ、その毛の呼び方は置いておいて、あたしは今までその毛が気になっていた 別にあたしはお洒落や身だしなみにはそれほど気を使っているわけではないけど、それでも気になっていた 以前、あたしに魔法少女としての基本を師事してくれた人もあたしのアホ毛を「かわいらしい毛」と言っていた 母さんもあたしの頭を撫でてくれる時にいつも、「杏子みたいに元気の良さそうな毛」と言っていた そして、恋人のあいつも暇な時はあたしのアホ毛をつんつんして「愛らしい毛」と言っていた あたしは照れ臭くも、まんざら嫌な気分ではなかった 誰かから褒められる、可愛がられる、あたしはそういったことが嬉しかったのかもしれない 今だからそう認めることができるんだとあたしは思う それはきっとあいつのお陰だろう あいつはあたしが自ら鎖し凍らせた心に光を当てて、溶かして、そして開いちまった あたしがわざわざ被っていた仮面を引っ剥がし、あいつはあたしの素顔に触ったんだ お陰であたしは素直になれた。肩も軽くなった気がする。 あいつはあたしに愛ってやつを思い出させてくれたんだ だから、そんなヤツに「愛らしい毛だね」なんて言われたらあたしはとっても嬉しくなる あぁ、やっぱあたしは愛されたいんだ 「杏子ちゃんのアホ毛はやっぱかわいいね~♪」 あいつはこたつで串刺しになっているあたしのアホ毛をくりくりして遊んでいる あんたが楽しんでるのは何よりだけど、ちょっとくすぐったい・・・ 「だって見てるとくりくりしたくなっちゃうんだもん」 あいつはあたしのアホ毛を摘んで自分のほっぺたをくすぐり始めた 「杏子ちゃんのアホ毛さんって気持ちいいね」 あたしは気持ちよくないけどな・・・ 「もっと反応してくれないとつまんないよぉ・・・。こうなったら・・・えいっ!」 ひゃっ/// 「杏子ちゃんのアホ毛さんって甘い味がするね」 あいつはあたしのアホ毛をちゅぱちゅぱとしゃぶり始めた 汚いからやめろと言ってもあいつはあたしのアホ毛を口から離さない 言っても聞かないやつはこうだ! 「きゃっ!///」 炬燵に串刺し状態のあたしはあいつに飛びついた 炬燵の上のものがガタンという音を立てたが食べ物も飲み物もないので心配する必要はない さぁて、言うこと聞かないやつにはお仕置きが必要だよねぇ? 「杏子ちゃんのお仕置きならどんなものでも歓迎するよ!」 それじゃあお仕置きになってねーじゃないか、でもまあいっか あたしは柔らかくてぷにぷにしたあいつの唇を奪った 「杏子ちゃんのえっち///」 言っただろ?これはお仕置きなんだってさ/// アホ毛みたいにあたし達は互いの身体が跳ねるほど激しく愛し合ったんだ/// コメント 900 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 00 00 08.08 ID AkZpXijV0 [4/4] 2月2日、明日は節分だ 今日はスターリングラード攻防戦がソ連の勝利で終結した日で、神道が宗教として扱われ、神社が宗教法人とされた日 刀伊の入寇を撃退した公卿の藤原隆家や哲学者バートランド・ラッセルの命日 因みに藤原隆家は日本の領土に上陸した敵軍を撃退した日本最初の人物らしい といっても、日本の領土に上陸されて攻撃された事と言ったら1274年の文永の役と1281年の弘安の役くらししか思い浮かばない でも、太平洋戦争を含めるのならば硫黄島の戦いや沖縄戦、占守島の戦いなども挙げられる ラッセルは哲学者と同時に数学者・論理学者であり、アインシュタインと共に「ラッセル=アインシュタイン宣言」を出した事で有名だ 「ラッセル=アインシュタイン宣言」は核兵器廃絶・科学技術の平和利用を訴えたものだが、その著名者の中には湯川秀樹もいるらしい どうやらラッセルは平和主義者のようだ やはり平和が一番だ。きっと杏子ちゃんのお父さんもそれを願っていたことだろう 平和=幸福と必ずしも結びつくわけではないだろうが、それでも杏子ちゃんのお父さんはそれを願っていたと信じたい 杏子ちゃんは以前、お父さんのことを「毎朝新聞を読む度に涙を浮かべて、真剣に悩んでるような人」と言っていたから そんなお義父さんの平和を祈って、今日もわたしは杏子ちゃんと愛し合おう そういえば2月は大学受験シーズンだった この前にセンター試験をやって、また試験 受験生はつくづく忙しいんだなぁ、と思ってしまう わたしは杏子ちゃんが持っているお菓子の袋の「ウカール」という文字を見てく思い至った 杏子ちゃんはそんなことを全く気にしないでテレビを見ながら美味しそうにスナック菓子を口に運び続ける 「なんか暇だなー。テレビも面白くないし」 杏子ちゃんは空になったお菓子の袋を畳んで結んで、ゴミ箱にポイっと投げ入れる コントロールいいね杏子ちゃん 「まぁな、それにしても暇だよなー」 杏子ちゃんは指についたお菓子の粉をペロリと舐め取りながら言う じゃあ、気分転換にお散歩にでも行く?外はとっても寒いけど 「行く!寒いより退屈な方があたしにとっては苦痛だからな」 真っ暗になっちゃったね、もうお夕飯時だよ 「そうだな、風も強くなってきたし缶コーヒーでも飲みながら帰るか」 飲んでから、にしようね杏子ちゃん 「確かに飲み歩きは行儀が悪いしな」 杏子ちゃんはそう言うとたたたと自動販売機の方へかけて行って、30秒もしないうちに缶コーヒーを持ってわたしの方に走ってきた 「ほら、飲むかい?」 杏子ちゃんは温かい缶コーヒーをわたしのほっぺにピトッと当てた わたしはぺこりと頭を下げてお礼を言った あれ?これ、無糖だよ杏子ちゃん? 「え?ほんとだ、どうしよう・・・。微糖買ったつもりだったのに・・・」 杏子ちゃんは軽く落ち込んでしまったようでアホ毛もだらんと萎れてしまった でも、たまには無糖もいいんじゃない?ほら、大人の階段を登るみたいで! 「そうだな!たまにはいいかもしれないな!」 杏子ちゃんはそう言っていきおいよく飲むも、フレーメン反応をした猫のような顔をした 「うぇっ・・・ちょー苦ぇ・・・」 そんな大袈裟な、と思ってわたしもそれを口にするが、それは思っていたより苦かった 「なぁ・・・なんか甘いもんが欲しくならない?」 杏子ちゃんはじっとわたしの唇を見つめている そうだね・・・わたしも甘いものが欲しいなって思っていたところだよ わたしは杏子ちゃんの唇を見つめる 「いいよな・・・?///」 うん、わたしも杏子ちゃんの、もらうね/// わたしと杏子ちゃんは唇を重ね合った そして、お互いの口から分泌される甘い甘いミルクを貪り合ったの やっぱり、一番甘いものは愛だよね杏子ちゃん・・・/// コメント 974 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 23 59 50.24 ID 2d4npWua0 [5/5] 2月3日、今日は節分だ 今日はバルトロメウ・ディアスがアフリカ南端の喜望峰に辿り着いた日で、神社本庁が設立された日 大岡越前のモデルとなった幕臣大岡忠相や慶應義塾創設者の福沢諭吉の命日でもある 大岡忠相は8代将軍徳川吉宗に登用され、公事方御定書の編纂や小石川養生所の設置にも携わっている 慶応義塾の創始者の福沢諭吉は他にも専修学校(専修大学)や商法講習所(一橋大学)の創設にも尽力したらしい 諭吉は江戸時代に緒方洪庵の開いた適塾の門下生としても有名だ 適塾の他の有名な門下生というと大村益次郎、橋本左内、大鳥圭介などが挙げられる これだけの偉人を輩出した適塾の緒方洪庵はさぞ素晴らしい人物であったと思われる 同じように、杏子ちゃんを育てた杏子ちゃんのお父さんやお母さんもきっと素晴らしい人物だったのだろう だって、杏子ちゃんはとっても優しくて、可愛くて、強くて、かっこいいんだから 「うひゃ~けっこう太くて硬くて大きいんだな~」 杏子ちゃんは感心したように太巻きを見つめる 流石の杏子ちゃんでも、そのちっちゃなお口にこの太巻きはキツイかな? 「むっ そんなことねーさ。あたしは食えるもんなら何でも美味しくいただくよ」 そう?じゃあ、わたしが太巻きを持っててあげるから杏子ちゃんは頑張って食べてね 「ありがとな、ちゃんと持っていてくれよ」 杏子ちゃんはそう言うとちっちゃなお口を精一杯大きく開いてその黒い大蛇に齧り付いた 一生懸命に齧り付いている杏子ちゃんの姿を見ているとわたしは無性に悪戯してみたい衝動に駆られた わたしは蛇の尻を動かして杏子ちゃんののどの方に少し蛇の頭を深く入れたり、逆にそれを杏子ちゃんの口から抜こうとしたりした 「うっ・・・動あすあよ!」 何言ってるのかよく分からないし、口にものを入れておしゃべりするのはお行儀が悪いよ杏子ちゃん! 若干涙目になりながらも一生懸命に黒い蛇と格闘する杏子ちゃん、その姿は益々わたしの嗜虐心に火を点けるの わたしは蛇尾を手で操り、緩急つけて杏子ちゃんの口の中を這い回らせる 「やめろって!」 杏子ちゃんはそう言うと、わたしの手を掴んで動きを止めてしまった しまった!と思っている間に杏子ちゃんは尋常じゃないスピードで蛇の身体を全部食べてしまった あぁ、せっかく杏子ちゃんのいい表情が見られたと思ったのに・・・ 「好き勝手やってくれたねぇ・・・」 食べ終えた杏子ちゃんは不敵に笑いながらお皿に乗っているもう一つの太巻きを手に取った 「次はあんたが鳴く番だよ・・・」 杏子ちゃんは逃げようとするわたしの身体を両足で抑えて、がんじがらめにする 流石は魔法少女、わたしがどんなに力を入れても抜け出す事は出来ない イワークにしめつけられた時のピカチュウの気持ちがなんとなく分かったような気がした 「さぁ、もう逃げられないよ?」 そう言って杏子ちゃんはわたしのお口の中に、硬くて太くて大きい蛇の頭を突っ込んできたのだった/// ぷはぁ/// 「へへ、よくできました」 杏子ちゃんの楽しそうな瞳にはわたしの憔悴しきった顔が映る そう言えば、節分なのにまだ豆まきをしていなかった 豆まき・・・豆・・・お豆・・・ 杏子ちゃん、そろそろ豆まきしよっか?節分だし 「お、おう・・・。いきなり言うからちょっと驚いちまった」 うふふ、可愛い杏子ちゃん・・・/// わたしはそう言って杏子ちゃんのスベスベのふとももに指を当て、付け根の方に指をゆっくりと動かす 「おっ・・・おい///あんた何するつもりだよ!///」 豆まきだよ?その為に使うお豆を探してるの・・・ 「バカっ!///それ以上やっちゃ///きゃんっ!///」 杏子ちゃんのお豆、見ぃつけた♪ わたしは杏子ちゃんと愛に満ちた豆まきをしたのでした でも、愛し合い終わった後に杏子ちゃんにゲンコツされちゃったの///てへっ/// コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/879.html
登録日:2011/02/21(月) 02 29 52 更新日:2024/04/15 Mon 20 37 29NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 The different story あんこ へそ へそ出し アウトロー コラボ系作品救済候補 ツリ目 ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット ヘソ出し ホームレス ポニーテール マギアレコード ロッソ・ファンタズマ 不幸系ヒロイン 佐倉杏子 八重歯 叛逆の物語 幻術 教会 本当は優しい人 槍 泥棒 涙腺崩壊 甘党 結構重い過去持ち 自爆 赤眼 赤髪 野中藍 魔法少女 魔法少女おりこ☆マギカ 魔法少女まどか☆マギカ 要するにブッ潰しちゃえばいいんでしょ♪ 佐倉(さくら) 杏子(きょうこ) 声:野中藍 『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物。ファンからの愛称は「あんこ(*1)」「赤」。 キュゥべえと契約した魔法少女の一人で、まどか達が住む見滝原の隣町の風見野から来た。 赤い髪と長いポニーテール、八重歯が特徴。私服はなんとへそ出しである。 自分のためだけに魔法少女の力を使う主義ゆえに他人のためには動かず、自らの障害となる者には容赦しない。 魔女に対しても「グリーフシードを落とすエサ」程度の認識で、 グリーフシードを得られるなら魔女や使い魔が人間を襲うことも必要悪だと考えている。 登場する度に何かを食べていることが多く、特に菓子類を口にすることが多い食いしん坊。かわいい。 その一方で、過去の経歴から食べ物を粗末にする者は許さない食の守護神でもある。 たまに「食うかい?」と他人にも勧めるが、受け取ってもらえたことは少ない。 変身後の武器は槍。 柄は分割すると多節棍にもなり、節を繋ぐ鎖は魔法で自在に伸縮する(漫画版では柄が鞭のようにしなる)。 その多節棍の長いリーチを活かし、斬撃中心に立ち回る戦い方をする。 また、魔法で作った鎖を足止めや防壁代わりに使うこともでき、彼女の経験の豊富さがうかがえる。 実際、キュゥべえの話によると魔法少女の素質も豊かで、採集したグリーフシードを蓄えているため魔力の消費を気にせず戦える強みも持つらしい。 神父である杏子の父は、長年に渡る人々の苦しみに頭を悩ませ続けた末に「新しい時代には新しい教えが必要」と考え、本来とは異なる教えを説き始める。 そのため父は破門され、人々から異端と見なされてしまい、孤立してしまう。 父を尊敬していた杏子は、誰も父の話に耳を貸さないことを悔しがり、契約を持ち掛けてきたキュゥべえに「街の皆が父の話を聞いてくれること」を願う。 その後、教会には大勢の信者が父の説法を聞きに集まるようになり、これに感激した父親は教えをさらに広めようと奮起した。 その裏で、杏子も先輩魔法少女のマミに師事しつつ、人々を魔女から守り続けた。 いつしか「親子の力で世界を表と裏から幸せにする」という夢を持つようになる杏子だが、ある日魔法少女の存在を父に知られてしまう。 今までのは全て魔法で集められただけだと知った父親は、絶望のあまり願いで人々を集めた杏子を「魔女」と罵って勘当し、彼女を初めとした家族に暴力を振るうようになり、酒浸りになって正気を失った末に杏子の妹・モモや母親を道連れに無理心中をする。 父の心中の相手にもされず、一人だけ遺されてしまった杏子は安易に魔法に頼ったことを後悔し、二度と他人のために魔法を使わないと決心する。 そして師匠のマミとも袂を分かち、見滝原にも立ち入らなくなった。 (詳細はBD5巻のドラマCD「フェアウェル・ストーリー」及び、ポータブルの杏子本人のルートを参照) その後、杏子の生活は酷く荒んでしまい、空き巣や万引きなどで金や食糧を入手したり、魔女にグリーフシードを孕ませるために一般人を見捨てたり、 時には他の魔法少女と争ったりと、嘗ての理想とは程遠いアウトロー状態になってしまう。 だがその反面、杏子の心は罪悪感と自己嫌悪を無意識のうちに抱え込み続け、常に何かを食べていないと落ち着けない状態になってしまった。 それでもこれまでついに魔女化することはなかったことを考えれば、相当芯の強い娘だったと言えるだろう。 そんなある日、杏子はすっかり疎遠になっていたマミの戦死を耳にし、再び見滝原へ。 持ち主が消えた縄張りを奪うべく見滝原に戻った杏子だが、そこで新人の魔法少女・さやかと出会う。 契約で幼なじみの怪我を治し、マミの跡を継いで人々を守ろうとするさやかの姿に昔の自分を思い出した杏子は呆れと苛立ちを募らせる。 やがて、さやかと直接対面した杏子は“食物連鎖”を始めとした「魔法少女の常識」を突き付け、「正義の味方」を目指す彼女を批判する。 対するさやかも一般人を平気で犠牲にする杏子に同意できず、二人は対立してしまう。 そんな中、これまで静観を保っていたほむらが突然、ワルプルギスの夜が来る事を話し、討伐のために共闘を持ち掛けてきた。 そんなほむらを、杏子は話が旨過ぎると疑うも共闘を決めるのだった。 そんなある晩、さやかの契約の原因「上条恭介」を探していた杏子は、同じく彼を訪ねてきたさやか本人と上条家の前で鉢合わせ。 商売敵にさえ無干渉なほむらの方針を生温く感じていた杏子は、さやかと恭介の仲が上手くいっていないと察すると、 「アイツの手足を潰してアンタ無しでは生きられなくすればいい」 とさやかを挑発。それに乗ったさやかも戦いに同意。 いざ戦闘…かと思われたが、まどかが魔法少女同士の戦いを止めようとさやかのソウルジェムを投げ捨ててしまう。そしてその直後さやかは突然倒れ、死んでしまう。 予想外の事態に混乱する杏子とまどかに、事の流れを見ていたキュゥべえは、 「契約した少女の魂は肉体から抜き取られ、ソウルジェムに作り替えられる」という、魔法少女の秘密を暴露。 衝撃の事実に杏子は激しく動揺し、さやかとは戦わずに引き揚げてしまう。 数日後、さやかも魔法少女の秘密を知って意気消沈していると知る杏子は、廃屋と化したかつての実家にさやかを招いて自分の過去を語る。…まぁ、要はデレた。 「他人のために魔法を使って後悔するより、自分だけのために魔法を使って気楽になればいい」 と奨める杏子だが、さやかは、対立は解いたものの杏子の『自分のことだけを考える生き方』に同調できず、 あくまでも自分の信じた道を行きたいと言い残して去っていく。 その時さやかを心配する杏子は普通にいい子です本当に(ry その後、さやかはある事情から自暴自棄になり失踪。 心配した杏子は彼女を見捨てろと言うほむらを退け、街中を探し回り何とかさやかを見つけるが時既に遅く、 限界を迎えた彼女のソウルジェムからは魔女「Oktavia Von Seckendorff」が生まれてしまう。 その後、杏子とまどかは魔女に人間の心が残っている可能性に賭け、魔女の説得を試みるが、 昔の思い出を歪んだ形で反芻するだけの存在に成り果てた魔女に二人の声は届かなかった…。 頼むよ神様…こんな人生だったんだ…せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させてよ… 魔女の攻撃からまどかを庇って満身創痍になった杏子は、魔女と刺し違える決心をし、駆け付けたほむらにまどかを預けて戦場から離脱させた。 大切なものを失って独りになる寂しさや、真っ直ぐに理想を追い求めたさやかへの憧れと共感。 最後の最後で自分の本当の想いに気付いた杏子は、残った僅かな力でさやかの成れの果てと相対し、そして… 心配すんなよ、さやか一人ぼっちは…寂しいもんな…いいよ、一緒にいてやるよ… 爆ぜたソウルジェムから炎が広がり、彼女の姿は魔女と共に消えていった…。 その後最終話、円環の理の中でマミと共にケーキを食いながら再登場。流石食の守護神。 マミと共に決意を固めたまどかを見送った。 さらに世界の理が書き変わった世界では、倒されたさやかに… 「バカ、やっと友達になれたのに…」 完全にデレてました。 時系列が特殊な第10話では、対立していたさやかを何かと気にかけたりしている。 公式外伝『魔法少女おりこ☆マギカ』では、平行世界の彼女の姿が描かれている。 前半だけなら実質主人公、後半はやや空気。また、さやかとの絡みは一切ない。 成り行きで仲良くなった妹分のゆまの面倒を見ており、 無銭飲食や無銭入浴などのサバイバル技術を伝授しながら二人仲良くアウトローな日々を過ごしたり戦ったり達磨さんになったりしている。 登場・発表ともに、放送開始前から揃えて紹介されていた他のメインキャラに一足遅れる形となっている(*2)。 そのため、最終的には他の4人の魔法少女に並ぶ存在となったが、放送当時は追加の新キャラクターという立ち位置であった。 その登場タイミングも、マミが衝撃的最期を迎え、物語の雰囲気が一変した回の次の第4話。しかもこちらを狙う敵として襲来し、強敵である彼女により戦いは厳しさを増す。 マミが幸せな序盤の終わりを象徴するキャラなら、杏子は重く辛い本番の始まりを象徴するキャラといえる。 虚淵玄が「語ろう!クウガアギト龍騎」のインタビュー内で彼女のモデルは『仮面ライダー龍騎』の浅倉威と述べている。 確かに、アウトローだし他人に食べ物薦めるし女の子っていうより少年っぽいし…。 一方で、キャラデザの可愛らしさから「根っからの悪人にし辛かったのでああなった」とも語っている。 ファンからは「同じ龍騎でもスーパー弁護士の方だろう」「同じ蛇でもこっちの方だろう」と突っ込まれること多し。 鹿目まどか役の悠木碧はメインキャラの中で杏子のことをえらく気に入っており、周囲が軽くヒくレベルの熱を見せている。 どの程度かはコメンタリーを聞けばたぶんわかる。 追記・修正、するかい? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-12-06 22 08 48) 初のリセットか。 この子FE蒼炎 暁のジルだろ!? 有吉 -- 名無しさん (2017-01-03 21 14 41) コードギアスが放送した後、ハガレンも放送した後、キャシャーンも時期が同じ頃放送したとき、この女が現れて相当ややこしい事態に炎上したよ -- 名無しさん (2017-02-23 23 00 48) 杏子さんよぉ、王賁を知ってるか? 槍の名手と言われた 後は月光のロクス -- 名無しさん (2017-02-26 12 18 20) 何で僕がお前みたいなゴミを救わないといけないんだ? -- 金木研 (2017-05-14 20 27 01) 巨乳の師匠とヒーラーのロリっ子を足して2で割った結果さやかとくっついた説 -- 名無しさん (2018-04-17 19 35 08) 杏子の立ち位置についてを修正しました -- 名無しさん (2018-04-17 20 52 06) 多節棍+槍な武器がかっこよくて好きだったわ。 -- 名無しさん (2018-06-28 21 16 41) タグが悪意ありすぎな件。 -- 名無しさん (2018-06-28 21 19 48) ↑同意。「自業自得」タグなど、悪意以前に間違いだと思う(盗みなどの悪事の報いとして破滅したと言うならば、その盗みを働くようになった原因としての父の無理心中があり、そちらは父への愛をQBに利用されたことが原因となる。つまり原因と結果から考えるなら、報いを受けるべき根本の罪がない)。根拠のない感情論からタグ付けされているもので、タグの修正が必要だと思う。 -- 名無しさん (2018-06-28 21 42 07) 自業自得は作中台詞なんですけど -- 名無しさん (2018-07-19 14 21 49) 彼女が自身を評するキーワードでもある>自業自得 -- 名無しさん (2019-06-19 23 29 32) 知らない人が見たら、何事かと思うよ -- 名無しさん (2020-02-14 14 19 44) アニメのマギレコでは流石って感じだった。強い強い。 -- 名無しさん (2020-02-22 09 11 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/103.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51】 【52】 【53】 【54】 【55】 【56】 【57】 【58】 【59】 【60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91-100】 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1312771310/ 73 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 00 12 27.78 ID QUiEn5bZ0 [1/7] 246 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/10(水) 00 10 22.98 ID h+qOKbv00 [1/7] 410 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 00 10 49.82 ID sbff3dnY0 [1/9] 448 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 06 19 54.66 ID HmC/X5rfO [3/3] 615 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/12(金) 00 13 19.69 ID EqespraQ0 [1/10] 778 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 00 16 31.14 ID FtpXdocY0 [1/6] 73 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/09(火) 00 12 27.78 ID QUiEn5bZ0 [1/7] 草木も眠る丑三つ時 果てしない沈黙の闇夜を照らす遥か天空に坐す月 競い合うように輝く星々は夢を見るか しかし大いなる生命の泉は常に活動する 終わりのない海原は漣と共に踊り続け 耐え難い沈黙を引き裂く 僕の眼には境が見えない 輝く空と暗き海が混じり世界を生み出す 空が海に流出しているのか、海が空に流出しているのか分からない こんなに月が美しいのに、こんなに星が輝いているのに 僕には何も分からない 僕はどこにいるのだろう 広大な海に広大な大地、そして広大な空 考えれば考えるだけ自分がちっぽけに見えてくる しかし、これは絶望ではない 寧ろ希望なのだ 僕に与えられたこの広大な世界 無限の扉が音を立て開く それは余りにも多すぎて、どれを選べばいいのか分からない だから君に手を引いてもらいたい 君と一緒に自由で幸福な世界を愉しみたい 真夜中の浜辺 僕と杏子だけがここに在る 風が吹き、月明かりに照らされた杏子の下ろされたルビーの髪がキラキラと輝く とても甘く、優しい香りとともに 「夜の海ってのも静かでいいもんだな」 夜の杏子も静かでいいものだよ 「あたしがいつも五月蝿いっていうのかい?」 五月蝿いなんて言っていないよ いつも太陽みたいに明るく笑っていてくれて嬉しいよ ただ、今の杏子は月のように静かでいて美しい 「照れるな」 杏子の顔は火照っていた 海を見て想う この世界はどこまで続いているんだろうね? 「さぁな、見当もつかないね」 だよね 「でも安心しなよ この世界がどこまで広がっていようと、ずっとあたしはお前のそばにいてやるよ そして、このお月様のようにお前を導いてやるよ」 ありがとう、杏子 「だから、安心してあたしのことを抱きしめてくれてもいいんだぜ?」 海が波の子守唄を詠うように 僕は杏子と愛の協奏曲を奏でた コメント 246 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/10(水) 00 10 22.98 ID h+qOKbv00 [1/7] 「野球しようぜ!」杏子が笑いながらそう言った 藪から棒にどうしたというのだろう 恐らく漫画か何かに影響されたのだろう 僕は快く返事した しかし、僕は生まれて一度も野球をした事がない それにバットもボールも持っていない それを彼女に告げると(可愛らしくて小さな)胸を張ってこう言った 「それはあたしに任せてくれよ」 彼女が持ってきたのはごつい野球ボールではなく可愛らしいカラーボールだった それは彼女の髪と同じ色でリンゴがプリントされている どうしたの?これ? 「教会から持ってきた」 教会・・・思い出の品だろうか バットはどうするの? 「魔法の槍の応用で簡単につくれるよ」 じゃあ、川原にでも行こうか? 「うん!行こうぜ」 彼女の顔は向日葵のように笑っていた 先ほどから僕がボールを投げ杏子がバット(のようなもの)で打つ、の繰り返しをしているが とても、暑い 照りつける太陽が体力をジワジワと奪っていく 杏子も汗びっしょりだがまだまだ元気そうだ でも、僕はけっこう辛い 「おい フラフラしてるけど大丈夫かよ?」 杏子の声が聞こえたような気がした 段々と意識が遠退いてくる 景色は蜃気楼がかかったように曖昧になっていき とうとう、真っ黒に塗りつぶされた 僕が気を取り戻したのはベッドの上だった 知らない天井じゃない 僕の家の天井だ 「大丈夫か?」と杏子が心配そうに問いかけてくる あぁ、熱中症になってしまい、倒れたのか うん、気分はいいよ ありがとね杏子 「もっと自分の身体を大切にしなよ」 身体・・・そういえば、今僕はパジャマを着ている それにベタベタした感じもなくサッパリしている 不思議な感じだ そう思っていると杏子が顔を赤らめながらこう言った 「お前、ひどく汗かいてたから、その、あの、身体洗っといたぜ」 え?どういうこと? 「だから・・・その・・・お前のこと脱がしてシャワーした・・・んだ・・・」 益々、杏子の顔が赤くなってくる 僕も羞恥で顔が真っ赤になっているのが分かる 身体がとても高揚していて熱い 「はは、お前顔赤くなってるぞ」 杏子も顔真っ赤だよ 「なぁ・・・もっと顔赤くしてやろうか」 杏子が顔を近づけてくる そして、互いの唇を交わした 僕達はある暑い夏の日 火焔が躍るかのような熱い恋の歌を奏でた コメント 410 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 00 10 49.82 ID sbff3dnY0 [1/9] 杏子が夏風邪をひいてしまったらしい 幸い、症状はそれほど進行していないらしいが熱っぽいし鼻水も出ている だから杏子には寝ていてもらっている 彼女曰く心配するな、とのことだがやはり心配だ 僕の大切な杏子 僕の大事な杏子 僕の最愛の杏子 あぁ、どうして君はそんなに可愛くて美しいのだろう! だのに、何故君は今辛そうな顔をしているのだろう! 花のように可憐で、太陽のように眩しく 空のように優しく、月のように美しい 掻き分けた君の髪は蜜のように甘く優しい香り 君のその声は天使が囀るように優しく心安らぐ あぁ、僕の大切な杏子! 必ず僕が君に笑顔を取り戻してみせるから だから、君も頑張ってくれ 以前約束したように 辛いことも楽しいことも全て2人で乗り越えよう! これは君のお父上にも誓ったことなのだから 彼女に粥をつくってそれをスプーンで掬って差し出す 「ちゃんと食えるから平気だよ」と杏子 なんて哀れなのだろう! 己の辛さをも下位に置き、僕に手を煩わせないようにするなんて! 君は聖女だ 女神様だ でも、これだけは言わせてもらおう 僕は君の役に立ちたいのだ だから、そんな事を言って僕の喜びを奪わないで 「ったく、調子狂うよな・・・ほんと」と微かに笑みを浮べた あぁ!あぁ!あぁ!なんて表情だろうか! 「可愛い」なんてものじゃない これはこの世界の至福の幸福だ 僕はその彼女の宝に涙した 嬉しかったのだ、彼女のその笑顔が! 「おい!なに泣いているんだよ!」とアタフタする杏子 ごめん、君の笑顔がとても嬉しかったから・・・ 「お前・・・」 杏子は風邪に侵された身でありながら、僕ノのことを思い切り抱きしめてくれた それはとても温かくてとても甘い匂い 花、蜜、いや違う・・・喩えることが出来ないほど優しい匂いだった 「なぁ、こっち来てくれよ」と杏子 「頭が痛くて仕方がないんだ だからずっと、あたしのそばで看病していてほしいんだ」 そう言うと杏子は僕を彼女の寝ている布団に招きいれた 「クーラーついてんのに暑いな・・・」と顔を赤らめて言う杏子 なんで、こんなに温かいんだろうね? 「あたしがお前のことを好きだからだよ」 杏子は僕の手を取って自身の胸に当てる 「な?すごいドキドキしてんだろ?」 僕も君に負けないくらいドキドキしているよ 蝉の鳴き声が暑さを更にかきたてる中 僕と杏子は熱い情熱の曲を奏でたのだった コメント 448 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/08/11(木) 06 19 54.66 ID HmC/X5rfO [3/3] いやちょっと待ってくれ 〇分スレ無しよりか、あんこちゃん妄想の方に突っ込み無しなのか!? ゲロも吐いてくれないのか・・・あんこちゃん 「ばっかだなーそのくらいじゃ吐かねえーっつーの だいたいアンタに貰った服汚せないだろ」 あんこちゃん・・・あぁ着てくれたんだ!すっごい似合うよ! 「そ、そうか~、慣れなくてちょっと恥ずかしいんだけど」 いやいや、お嬢さんみたいな感じで可愛いって そうだ!ポニテ解いて帽子被ってみてよ 「?別にいいけど」 シュル・・・ファサァーサラサラサラ はわー 「おーいっ、どうしたー」 あんこちゃん!今すぐ結婚しよう! 「は?」 5分あんこちゃんから拒否無ければ結婚!嫌? 「あーなんだーー・・・5分も待ってらんねーよ」 そう言うとあんこちゃんはそっとキスをしてくれました コメント 615 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/12(金) 00 13 19.69 ID EqespraQ0 [1/10] 最近は熱帯夜続きで困る そして、今日も例外ではない 一日中クーラー付けっぱなしで電気代が嵩んでしまう 杏子は布団で寝そべって枕に顔をすりすりしている 彼女は可愛い 彼女の仕草が可愛い 彼女の容姿が可愛い 故に、彼女の全ては可愛い 愛おしい、全てが愛おしい 僕を見つめる瞳、僕の声を聴く耳、僕と交わす甘く優しい唇 全てが愛おしい 「何ずーっと見てるんだよ」と杏子が僕の方に寝転がってきた あぁ、甘き匂い あぁ、甘き声 あぁ、甘き瞳 杏子はとても甘い少女だ 見ているだけでぼくも甘い気持ちになってくる 「おいってば!」杏子が僕の頬を日人指し指でつんつんとつつく その優しい指の感触は何者にも形容することができない 至高の感触 至福の瞬間 僕はその指をペロと舐める 「ひゃんっ!なんなんだよ・・・いったい・・・」と呆れ顔の杏子 ごめん、杏子の指がとっても魅力的だったから 綺麗で可愛くて甘そうだったから 杏子の手首を撫でながらそう言う 「変なヤツだなぁ・・・」と顔を赤らめ、手を引いた 「でも、お前にならされてもイヤな感じはしねーな」 杏子はその指でもう一度、僕をつついた 最高の身体を超越した精神の永遠的快楽だ 僕は杏子に押し倒されている そして彼女は僕の唇をその麗しく可憐で艶かしい指で弄んでいる 「男の癖に柔らかい唇してるな」と時計回りに指を這わせる 僕の頭は段々と蕩けていく 「はは、だらしない顔してるお前も可愛いな」 彼女の指は蛇のように這い、口の中に侵入する そして、僕の舌の上で艶かしく躍る もう何も考えられなくなるほどに気持ちいい 彼女の指から彼女の体温が伝わってくる んっ・・・身体が熱くなっているのが分かる 「だらしねーなぁ、男の癖にさ」 杏子は指を引き、透明の糸が纏わりついたその指を口に入れる 「とっても、美味いよ・・・」杏子が最高に甘い声を上げ、僕に顔を近づける 「次は直接食わせてもらうよ」 そして、僕は指に代わって彼女の舌によって弄ばれた 8月の灼熱の如き熱帯夜 僕は夜明けまで杏子の為に愛を奏でていた コメント 778 名前:†[sage] 投稿日:2011/08/13(土) 00 16 31.14 ID FtpXdocY0 [1/6] 杏子に殴られたい 杏子に思い切り蹴って罵られたい 真紅の聖女に鮮血の地獄へと堕とされたい、というのは流石に過大表現だが そして大嫌いだと言われ絶望の淵へ沈んでいきたい 絶望の海に投げ出されることで今という杏子との幸福を再確認したい 分かっている こんなの狂っているって でも、怒ったりした攻撃的な杏子も見てみたい 僕は幸福すぎたんだ だから、刺激を求めてこのような愚考と愚行に至ったのだろう ある8月の夜のこと 僕は杏子を怒らせるような挑発をしてみた 勿論、彼女を傷つけることが目的ではない 故に彼女の家族や魔法少女といったタブーの領域にまでは踏み込んでいない 段々、彼女の顔が曇っていく そして、杏子が僕の胸元を掴んだ 僕は殴られる、攻撃的な杏子の一面が見られると期待した しかし、いつまでたっても彼女は僕を攻撃しない 杏子の性格だったらふざけ半分でも攻撃してきそうなものなのに 「・・・っ・・・」杏子が力が抜けたように僕に寄りかかってくる 僕の目論見は見事ハズれた 「なんで・・・そんなこと言うんだよ・・・」 杏子は泣きじゃくっていた 初めてだった こんなに悲しそうな杏子の表情を見たのは 僕はこんな杏子を見たかったんじゃない こんなに辛そうな杏子を見たかったんじゃないんだ 「あたしのこと、嫌いになったのか?」 彼女の泣き声まじりの一言一言が僕の心を的確に刺していく 「ずっと、大好きだって言ったのはウソだったのか?」 彼女はとうとう泣き崩れて、僕に完全に身体を委ねる姿勢になる 「お前も親父みたいにいなくなっちまうのか?」 そう言うと、杏子は力の抜けた身体で懸命に、縋り付くように言う 「やだ・・・絶対に放さない」 涙が零れてきた 僕は、杏子を泣かせるつもりはなかった ほんの出来心だった でも、それが杏子を、杏子の心を深く傷つけた 情けない 情けない 「なんでお前が泣いてんだよ?」 涙と鼻水でグシャグシャになった顔でも無理に笑顔をつくって僕を抱きしめた あんなに酷いことを言ったのにどうして・・・ 「お前が好きだから・・・それ以外に理由がいるか?」 僕は無様に勝手に愚かにひたすら泣き続けた 僕は泣きじゃくりながら杏子に僕の愚行の理由を言った 彼女は呆れた顔も、怒った顔もせず、僕を抱きしめた ごめんね、ごめんね 「そんなのあたしが許さない」 ごめん、ごめん 「許してほしいんなら全部忘れるくらいにあたしを抱きしめてみろよ」 罪悪感と贖罪 歪んだ愛を矯正され、僕は一心に彼女を奏でた これはすごい (2012-05-22 23 35 08) コメント
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/104.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91】 【92】 【93】 【94】 【95】 【96】 【97】 【98】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1332087807/ 90 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/20(火) 00 32 28.55 ID 5+JJsXh70 [1/2] 235 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/21(水) 00 22 33.72 ID 3T95VRSf0 [1/3] 376 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 00 24 14.91 ID j0wOXYkV0 469 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/23(金) 00 29 55.79 ID qHAGNVey0 554 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 00 29 23.48 ID 5Hk2ywJb0 [1/2] 672 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/25(日) 00 12 21.40 ID E8tiKzQs0 822 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/26(月) 00 49 06.10 ID sRmForSt0 [1/3] 895 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 00 30 03.75 ID 8LmE7KbD0 [1/2] 90 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/20(火) 00 32 28.55 ID 5+JJsXh70 [1/2] 3月20日、今日は休日、杏子ちゃんといっぱいイチャイチャできるね! 赤穂浪士が預かりの大名屋敷で切腹した日で、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが結婚した日 詩人フリードリヒ・ヘルダーリンの誕生日で武将の平清盛や赤穂藩家老大石良雄の命日でもある ジョン・レノンはビートルズのメンバーでボーカル・ギターを主に担当したミュージシャンだ 彼はビートルズのメンバーとしても有名だが、平和運動家としても名高い 彼の楽曲「ラヴ」や「イマジン」などからは、彼の持つ愛や平和についての思想が伺えるだろう ヘルダーリンは学生時代、哲学者ヘーゲルやシェリングと共に学び、最期は胸水腫で没したと言われる ゲーテや当時のドイツの詩人の殆んどにも言える事だが、彼の詩は古代ギリシア世界に影響されたものが多い 彼の作品としては『ヒュペーリオン』の「運命の歌」や「ギリシャ」、「運命の女神たちへ」などが挙げられる また、今日は春分の日、ついでに大安だ。今日は本当にいい休日になりそうだ 今日は久しぶりに思いっきり杏子ちゃんと一緒に愛を語らう事にしようかな 杏子ちゃんがベッドですぅすぅと寝息を立ててお昼寝している 天使のような寝顔、とっても可愛い。杏子ちゃんが可愛すぎてわたしは自制出来ないよ まだお昼だけど、いいよね? わたしはお昼寝中の杏子ちゃんの隣に転がりこんだ 杏子ちゃんの温もりがしてとても温かい。 杏子ちゃんのいい香りがしてとても心地良い。 杏子ちゃんの唇に触れると柔らかくてとても気持ちいい。 こう気持ちがいいと、わたしも眠くなってきてしまう わたしは杏子ちゃんと手を繋いで目を瞑った 何かに締め付けられているような心地がして、わたしは目を覚ました わたしの目の前には杏子ちゃんの唇、少し動いたらくっついてしまうほどの距離だった 杏子ちゃんの温かい吐息がわたしの粘膜を撫ぜる。ちょっと感じてしまった/// わたしは杏子ちゃんが起きないように注意をしながら、今おかれている自分の状況を確かめる 杏子ちゃんの四肢にバインドされたわたしの身体。動けないよぉ…/// そういえば杏子ちゃんは寝相がいい方ではなかった。いつも目を覚ます頃にはお布団がぐしゃぐしゃになっている でも、今の状態は寝相が悪いとかそういうレベルのものではないの きっと寝ている杏子ちゃんが無意識にわたしの身体を抱き枕か何かと勘違いしてしまったのだろう それにしても可愛い寝顔だなぁ。ちょっとくらいキスしてもバレないよね? わたしは杏子ちゃんと優しく唇を重ねた 「やっとしてくれたな///」 あれ?杏子ちゃん起きてたの?/// 「つっても、さっき起きたんだけどな。目を開かないと案外気付かないもんなんだな」 起きてたんなら起きてたって言ってよ、もう!/// 「へへ、ごめんな///さっ、さっきの続きしようぜ///」 うん///でも、まずはわたしの身体を解放してくれると嬉しいなって 「そりゃ、無理な相談だな。今は思いっきりあんたと愛し合いたい気分なんだ///」 もう、杏子ちゃんったら/// 「じゃあ、あたしの渾身の愛、ちゃんと受け取ってくれよな///」 疾風迅雷の速さでわたしは杏子ちゃんに打突されちゃったの/// 杏子ちゃんの愛は突き、連続突き、三段突きと激しくなってきて、わたしは貫通されちゃったよ/// でも、杏子ちゃんのわたしに与える愛の鉄槌はもっと激しかったの/// わたし達の夜はまだ始まったばかりだよ/// コメント 235 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/21(水) 00 22 33.72 ID 3T95VRSf0 [1/3] 3月21日、わたしと杏子ちゃんのサニー・デイズ・ライフ 今日は宗教改革指導者トマス・クランマーが火刑に処せられた日でゲームボーイアドバンスの発売日 儒学者荻生徂徠や作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、内閣総理大臣の若槻禮次郞の誕生日でもある 宗教改革は中世末期のキリスト教世界における教会体制上の革新運動である この宗教改革は堕落したローマカトリックへの不満が募り発生した改革運動であり、 その発端として挙げられるのがマルティン・ルターによる贖宥状(免罪符)批判だろう ルター以外にも宗教改革の指導者としてはジャン・カルヴァンやフルドリッヒ・ツヴィングリが挙げられよう しかし、宗教改革指導者の中にはクランマーやヤン・フスらのように教会の怒りを買い処刑された者もいる 荻生徂徠は徳川吉宗に重用された事で有名だが、彼は赤穂事件については義士切腹論を主張したという 彼の言説によると、赤穂浪士に義がある事は認めてもいいが、法通りに罰するべき、というものらしい また、今日は世界詩歌記念日(World Poetry Day)らしい。 せっかくだから、今日は杏子ちゃんに愛の詩を贈ろうか わたしと杏子ちゃんの一日は朝食に始まる。ご飯とお魚とお味噌汁! でも、わたしは食べない。なんか、食べようって気がしないのだ。 なんか朝からお米とかだるいの。だからといってパンが食べたいというわけでもないし だから朝食は杏子ちゃんの分しか用意しない。わたしが食べる分だけ杏子ちゃんの分を増やしてあげよう でも、杏子ちゃんはお口をへの字にして、不服そうな表情をするの 「朝、ちゃんと食わねーと一日元気に過ごせねーぞ。それとも体調が悪いっていうのか?」 ううん、ただ食欲が湧かないだけだよ。わたしの分も杏子ちゃんが食べてくれればいいよ 「じゃあ、ダメだ。少しでもいいから腹の中に溜めとけって。」 わたしの身体を気遣ってくれるなんて杏子ちゃんは優しいね。でも、いいの。もう、いいんだよ。 拒んでも拒んでも、杏子ちゃんはわたしにご飯を食べる事を勧めてくるの。 杏子ちゃんは呆れたように溜め息をついたかと思うと、何やらやる気を出したような顔に変わった きっと、無理矢理にでもわたしにご飯を食べさせようと考えているのだろう 確かにわたしは杏子ちゃんの持つ食べ物に対しての思いが人一倍強い事は知っている。 杏子ちゃんは聖職者の娘であるという事、それに一時期は食べるのさえ事欠いていたという お腹を空かせた妹さんの為にりんごを万引きして、店の主人に殴られた事もあったと杏子ちゃんは言っていた そう思うと、今、わたしのやっている事は杏子ちゃんの眼にどう映ったのかは言うまでもないだろう。 「あー!もう仕方ねーなー!口で言っても分かんねーなら、無理矢理食わせちまうしかないよねぇ?」 杏子ちゃんは痺れを切らし、椅子から立ち上がり、わたしの手を引張った そして、わたしは半ば強制的に杏子ちゃんの隣の椅子に座らせられてしまった。でも、悪い気持ちはしない。 「さて、問題です。佐倉杏子ちゃんはいったいあんたに何分で朝食を食わせる事が出来るでしょうか?」 一人称変わってるよ杏子ちゃん…。それに、無理矢理食べさせるつもりなんだね。少なくとも30分はかかるよ 「そんなに時間食ってたら飯が冷めちまうよ!5分だ、5分で終わらせてやる」 やめて!わたしのお腹壊れちゃう! でも、杏子ちゃんはそんなわたしの声も聞かずに始めてしまう 話せばわかるよ!せめて10分は… 「問答無用!」 「ふぅ…。流石の杏子様も疲れたわ…///」 うう…///ひどいよ杏子ちゃん/// 「でも、意外と食えるもんだろ?口移しならさ///」 うん/// 朝から杏子ちゃんはツヤツヤしていた コメント 376 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/22(木) 00 24 14.91 ID j0wOXYkV0 3月22日、今日の杏子ちゃんのアホ毛は3本だった 今日は屋島の戦いがおこなわれ源氏方が勝利した日で日本銀行本店が落成した日 詩人ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテや江戸幕府11代将軍徳川家斉の命日でもある 屋島の戦いは治承・寿永の乱、俗に謂われる源平合戦の一つで、那須与一の逸話でも有名な戦いだ 源氏方の那須与一は平氏方の軍船に掲げられた扇の的を射落とすほどの弓矢の名手であったらしい わたしも弓とか使って杏子ちゃんの戦いのサポートが出来たらそれはとっても嬉しいなって ゲーテは言わずとも名の知れたドイツの詩人で、代表作としては『ファウスト』や『若きウェルテルの悩み』等が挙げられる 彼は晩年『ファウスト2部』の完成に精力を注ぎ、最期は「もっと光を!」と言って亡くなったとされている また、今日は「国連水の日」らしい。いったい何をする日だというのだろう… でも、せっかくだから水に関係のある事をしてみようかな、杏子ちゃんと一緒にね わたしは杏子ちゃんと川に行った。 わたしは足を滑らせて、頭を打った。 わたしは気絶した。 わたしは目を覚ました。キレイな青空と、杏子ちゃんがわたしの目覚めを迎えてくれた 「おい!大丈夫か!?」 杏子ちゃんはわたしの名前を呼ぶ。杏子ちゃんがわたしを介抱してくれたようだ ありがとね、とわたしが杏子ちゃんにお礼を言おうとしたら、くしゃみが出てしまった そう言えば、何やら身体が冷たい。風邪をひいてしまいそうだ。 自分の身体を見てみると濡れてびしょびしょだった。 よく見ると、お洋服が透けちゃってるよぉ…/// 「寒くないか?」 杏子ちゃんに迷惑かけちゃって悪いと思うけど、寒いよ… 「まぁ、川で滑ったら身体が濡れるのは当たり前だよなぁ。身体に痛みはないかい?」 うん、大丈夫だよ 「そうか、よかったよ。ヘタクソなりにもこういう魔法の使い方を知っておいてよかったぜ」 え?魔法使ってくれたの!?そんな事したらソウルジェムが… 「そんな大した量の魔力使ってねーから大丈夫だよ。それに、グリーフシードは腐るほどあるしな」 そう言って杏子ちゃんは赤いソウルジェムをわたしに見せてくれた。 確かに濁りは殆んどないけれど、よく見てみると少し濁った部分がある それを見るとわたしは何とも言えない罪悪感に苛まれた。ソウルジェムは魔法少女の命のようなものなのに… これが示している事はわたしが杏子ちゃんの命を擦り減らしてしまったという事だ。 わたしは思わず顔を伏してしまう。わたしはいったいどう詫びればいいの? 「おいおい、やめろって!あんたがそんな顔してたらもっと濁っちまうだろうが!」 杏子ちゃんはわたしの頭をわしゃわしゃと撫でて言った。 「それに、ここであんたの事を失ってたら濁るどころか割れちまったかもしれない。 あたしの事を思ってくれるって言うんなら、思いっきり笑っていてくれ。 あたしにはもう、あんたくらいしか笑顔を見せてくれる奴はいねーんだからさ」 「そうだ、あんた今からここで脱げよ」 えっ///こんなところで?///恥ずかしいよぉ/// 「なんか変な想像してねーか?濡れた服のままじゃ、風邪ひくだろ?」 えっ?あ、うん、そうだよね… 「ひょっとして、あんた恥ずかしい妄想でもしてたのか?///」 からかわないでよ杏子ちゃん/// 「ごめんな///でも、早く脱いであたしのパーカー使いな?あたしが見張っといてやるからさ」 うん///でも、これって杏子ちゃんと間接的に裸で抱き合ってるって事になるよね?/// 「あんたって奴は…///調子狂うよなほんと…///」 「でも、抱き合うんなら間接なんかより直接の方が気持ちいいと思うぜ?///」 杏子ちゃんはそう言うと、お着替え途中のわたしの身体を思いっきり抱きしめてきたの/// 愛し合ったあとちらっと杏子ちゃんのソウルジェムを見てみたら、異常なほどの輝きを放っていたの コメント 469 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/23(金) 00 29 55.79 ID qHAGNVey0 3月23日、3月もそろそろ終わりだね 今日は天正遣欧少年使節がローマ教皇グレゴリウス13世に公式に謁見した日 内閣総理大臣の松方正義の誕生日で歌人の西行の命日でもある 天正遣欧少年使節は九州のキリシタン大名、大友宗麟・大村純忠・有馬晴信の名代として派遣された使節団 使節のメンバーは正使に伊東マンショと千々石ミゲル、副使に中浦ジュリアンと原マルチノの4名 西行は鎌倉時代の歌人で、『山家集』や『撰集抄』などで有名だ さて、今日は一仕事しないといけない日だ。杏子ちゃんと一緒にがんばろう 花粉症持ちのわたしはあまり外には出たくなかったのだが、今日は出ないわけには行かなかった 杏子ちゃんは別の日でいいと言ってくれたが、わたしは一度決めた事を先延ばしにはしたくない性分なの Never put off till tomorrow what you can do today.(今日出来る事を明日に伸ばすな) いつだかの英語の授業でこんな例文を学んだ。いや、諺と言った方がいいのだろうか それはともかく、そんなわけでわたしと杏子ちゃんは教会にやって来た。目的はお掃除だ。 わたし達は1ヶ月に1度だけ教会掃除をする事に決めているのだ。 「掃除する前にちょっくら付き合ってくれるかい?」 杏子ちゃんはわたしに手を差し伸べた。何か用事でもあるのだろうか 「用事ってわけじゃないさ。ちょっくら教会の周りを散歩するだけ。あたしだって偶には昔に思い馳せる時間も欲しいのさ」 ここは杏子ちゃんにとっての最大の想い出の場所。きっと楽しかった事も辛かった事もここには残っているんだろう だからわたしは杏子ちゃんの手を取った。杏子ちゃんの想い出話を聞いてみたいという好奇心も少なからずあった わたしは杏子ちゃんに手を引かれ、教会の周りを散策する。優しい風が心地良い。 「『笑顔を忘れたらその先には絶望という神様の罰が待っている』、『絶望こそが全てを破滅に導く諸悪の根源だ』 『希望を失わなければどんなにつらい状況のなかでも正しい道を進むことができる』… なぁ、あんたは今あたしが言ったことについてどう思う?」 良い言葉だと思うよ。希望を持って生きるってのは大切な事だと思う。 それに負の連鎖って言葉があるように、絶望が全てを破滅に導くっていうのにも同感できるね 「そっか…。なぁ、どこか異常だと感じるところはなかったか?素直に言ってくれ、別に怒ったりしないからさ」 杏子ちゃんは何を言っているのだろう?少なくとも、今杏子ちゃんが言った事は全て真っ当な事だと思うよ 「そうだよな…?何も間違っていねーよな? 今言ったのは親父がよく言っていたことなんだ 多分、ちゃんと聞いてくれたのはあんたが初めてだと思う。ありがとな」 それが杏子ちゃんのお父さんの「新しい信仰」?それにわたしが初めてってどういう事? 杏子ちゃんのお父さんの信者さん達がいるのにわたしが初めてだなんて… 「ううん、ちゃんとした意味で聞いてくれたのは多分あんたが初めてだよ」 杏子ちゃんは穏やかに微笑んでくれた。いつもの向日葵のような笑顔とは異なった、静かな微笑みだった。 それにしても、「ちゃんとした意味で」とはどういう事だろう?わたしは疑問を抱いたが深く探りを入れない事にした。 わたしは杏子ちゃんのお父さんの最期を知っているからだ。きっと思い出すのだけでも杏子ちゃんにとっては苦痛に違いあるまい だから、わたしはこれ以上杏子ちゃんの辛い過去を知ろうとは思わない。教えてもらえたら、それを受け容れるだけだ。 それに、杏子ちゃんの恋人だからといって、それはわたしなんかが土足で踏み行っていい領域ではない。 悲しいけれど、杏子ちゃんの過去についてわたしが出来る事は何もない。 もし、あるのだとしてもそれは傷ついた杏子ちゃんのそばにいてあげる事だけだ。 「そうだ、あんた野苺は好きかい?」 残念だけど、今までに野苺を食べた事はないなぁ 「じゃあ、ちょっと食ってみるかい?」 ここに野苺なんてあるの? 「あぁ、教会の裏に野苺がなってる所があるんだ。もし、良かったら食ってみるか?」 わたしは杏子ちゃんの好意に甘えて、野苺を頂く事にした。 それはわたしが思っていたより甘かった。 「ちぇっ、やっぱり少し酸っぱいな。やっぱ、りんごの方がうめーよな」 杏子ちゃんは微かな声でそう呟いた 「なぁ、帰りにりんご買っていかないか?」 そう言う杏子ちゃんは何やら寂しげだった。 ねぇ、杏子ちゃん。もしよかったら抱きしめさせてくれる? 「何だ、いきなり?でも、いいよ。抱きしめるんなら思いっきり抱きしめてくれよ」 杏子ちゃんの身体はとっても温かかった コメント 554 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/24(土) 00 29 23.48 ID 5Hk2ywJb0 [1/2] 3月24日、雨が降った所為か、最近にしては珍しく寒い 今日は徳川家康が征夷大将軍に就任した日で桜田門外の変が起きた日 江戸幕府老中新井白石や物理学者本多光太郎の誕生日で、小説家梶井基次郎の命日 桜田門外の変は水戸藩、薩摩藩の脱藩浪士が大老の井伊直弼を暗殺した事件 動乱の幕末の世を象徴する出来事の一つといっても過言ではないだろう 因みに桜田門外の変の約2年後に坂下門外の変が起こり、更に幕府の権威は失墜する事になる 梶井基次郎は『檸檬』や『』『櫻の樹の下には』などで知られる小説家。 基次郎は31歳という若さでこの世を去った。死因は病死、肺結核で没したと謂われる 彼の命日である3月24日は、彼の代表作『檸檬』に因んで檸檬忌と呼ばれるらしい また、今日はロベルト・コッホが結核菌を発見した事から「世界結核デー」に制定されている 結核、昔は「不治の病」だったらしいが、現在は目覚ましい医療の発達により治す事が出来る病だ そういえば、魔法少女の使う治癒の魔法で病気を治す事は出来るのだろうか? 治せるとしても、そうでないとしても、杏子ちゃんにはずっと健康でいてほしいものだ 晴耕雨読、晴れた日には畑を耕し、雨の日には家で読書をしよう 実に文化的な四字熟語だとわたしは思う。 一般的に読書が文化的というのは容易にイメージ出来るだろうが、耕作が文化的という事には疑問を持つ人も多いかもしれない しかし、「耕作」を意味するcultivationや「農業」を意味するagricultureの中にはculture(文化)が隠れている 元を辿れば英語ではなくラテン語に行き着くらしいが、残念ながらわたしはラテン語には詳しくない そんなわけで晴耕雨読という言葉は深みのあるような感じがしてわたしは好きだ でも、もう家にある本は殆んど読み尽くしてしまったので、わたしは杏子ちゃんと格闘ゲームをして遊ぶ 「ちぇっ、また負けちまったー。このキャラ、攻撃力が高くて好きなんだけど防御力はほんと紙みたいだな」 杏子ちゃんのお気に入りは「聖帝」の異名を持つ超攻撃特化型のキャラ。 しかし、今杏子ちゃんが言ったように防御力は異常に低いのが難点だ。 それに対してわたしが使うキャラは水鳥のように優雅な攻撃をするキャラ。 攻撃力も防御力もバランスがとれていて使い易いキャラだ。 「くそっ!もう一度だ!もう一度!」 杏子ちゃんは連敗しすぎて少々苛立ってきたご様子。ゲーム一つでこんなにムキになっちゃう杏子ちゃん可愛い/// 「ちくしょー…。ゲーセンのゲームなら楽勝なのに…」 全敗でプライドがボロボロになっちゃった杏子ちゃん。膨れっ面の杏子ちゃんも可愛い/// そんな杏子ちゃんを見ていたら、ちょっとからかってみたくなっちゃったの もし一回でも勝ったら、今日一日杏子ちゃんの言う事なんでも聞いてあげちゃうよ? 「本当か!?なら、もう一度だもう一度!」 再戦を挑む杏子ちゃん。でも、何回やっても同じ事だった。杏子ちゃんの顔はますます膨らんでいくの わたしは杏子ちゃんをちょっと煽ってみた。流石に怒っちゃったみたいで杏子ちゃんのお顔は真っ赤っか/// 「このっ!このっ!」 杏子ちゃんは近くに転がっていたグリーフシードを投げてきた。わたしはそれを近くに転がっていたクッションで防御する 弾丸飛雨の如きグリーフシードの攻撃が止んだかと思ったら、杏子ちゃんが遅いかかってきた リアルファイトなんてやだよぉ…/// わたしはそのまま杏子ちゃんに押し倒されちゃったの/// 杏子ちゃんが勝ったら何でも言う事聞いてあげるって言ったけど、杏子ちゃん、まだ一勝もしてないよ?/// 「あぁ、でも別に「ゲームで」勝ったらなんて、あんた言ってなかったぞ?」 詐欺師みたいな言い分だよ杏子ちゃん/// 「まぁ、別にいいじゃん。さぁ、じゃあ勝負を始めようぜ?///」 そう言って、杏子ちゃんはわたしの唇を貪ってきたの/// そして、わたしと杏子ちゃんの愛のリアルファイトが始まったのでした/// コメント 672 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/25(日) 00 12 21.40 ID E8tiKzQs0 3月25日、あと1週間で4月になってしまうね 今日は平将門の乱で平将門が討ち死にした日で大塩平八郎の乱が起きた日 日本海軍の南雲忠一の誕生日で、作曲家クロード・アシル・ドビュッシーの命日でもある フィクションを含めるならレオーネ・アバッキオの誕生日。下品極まりないけどカッコいいマフィアさんだ。 将門は朝廷より追討の命を受けた藤原秀郷や平貞盛らによって討伐された 平安時代中期、ほぼ同時期に起きた平将門の乱と藤原純友の乱を総称して承平天慶の乱と謂われる 南雲忠一は大東亜戦争に於ける真珠湾攻撃やミッドウェー海戦で指揮を執った軍人 彼の評価についての議論は絶えず、ある人は名将と、ある人は凡将、またある人は愚将と、評価はを下す そんな南雲は1944年のサイパンの戦いでその命を散らせたと謂われる クロード・アシル・ドビュッシー、印象主義音楽の代表的な音楽家の一人として名が知られる 彼の作曲としては「月の光」「亜麻色の髪の乙女」「夢」などが有名 月の光に照らされて、赤色の髪の乙女と一緒に夢心地でドビュッシーしてみたいなって 「今日の夕飯は丼ものにしようぜ!」 杏子ちゃんはお昼のグルメ番組の「丼もの特集」に影響されたらしい だけど、丼ものと言っても多種多様、色々な種類の丼ものがあるよ カツ丼、ネギトロ丼、天丼、海鮮丼、牛丼、親子丼などがメジャーかな? 因みに親子丼は「親と子を同時に食べてはならない」という戒律に反する為に、ユダヤ教の人は食べてはいけないらしい 同じような理由で彼らはチーズバーガーも食べちゃいけないとか。戒律って大変だね また、親子丼関係でいうと「他人丼」という丼ものも存在するらしいよ 「戒律って大変なんだな。あたしの親父はどっちかって言うと戒律とか古い分限には批判的だったな」 確か杏子ちゃんのお父さんは「新しい信仰」ってのを説いていたんだよね? 「あぁ。あの頃の親父は『今までにも多くの聖人が、人々に受け入れられるまで艱難辛苦を味わったんだから、 私もへこたれていられない』なんて言って意気込んでいたんだけどなぁ・・・」 杏子ちゃんの表情が一瞬翳ったが、わたしがそれに察した事に気付いたのか杏子ちゃんはすぐに笑顔を見せてくれた 「また、辛気臭い話になっちまってごめんな」 わたしはそんな杏子ちゃんの身体を抱き寄せて頭を撫でて上げる すると杏子ちゃんは「えへへ」と笑ってくれた。この笑顔のためにわたしは生きているのだ そうだ、夕飯の話をすっかり忘れていた。杏子ちゃんは何丼が食べたいの? 「うーん、そうだなー。今日は親子丼を食ってみたいな。 美味いタレが卵と肉とご飯に絶妙に絡み合ったあの味が好きなんだ!」 杏子ちゃんは幸せそうな顔をして涎を垂らしながら親子丼の美味しさについて力説してくれた じゃあ、今日の夕飯は親子丼にしようか 「うん!さんせー!あたしいっぱい食べたい!」 杏子ちゃんがピョンピョン跳ねて、喜びを表現する 杏子ちゃんは親子丼に満足してくれたみたい。現在時刻は夜9時。 食後ののんびりタイムをわたしと杏子ちゃんは満喫すしているとラジオから綺麗な音の調べが流れてきた 「聞いたことのある曲だなー。なんて言ったっけ?」 ドビュッシーの月の光だね、本当に綺麗な音色で心が癒されるね 「あたし達もそろそろ癒し合わないか?///」 杏子ちゃんは蕩けちゃったような顔でわたしの唇を塞いだ。 それじゃあ、わたしと杏子ちゃんの夜の演奏会を始めようか/// わたしは部屋の電気を切って、窓辺のカーテンを全開にした そして、月の光に照らされながらわたしと杏子ちゃんは夢心地でドビュッシーし合っちゃったのでした/// コメント 822 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/26(月) 00 49 06.10 ID sRmForSt0 [1/3] 3月26日、語呂合わせが思い付かない 今日は普通選挙法が成立した日で生物兵器禁止条約が発効された日 思想家内村鑑三の誕生日で、作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの命日 生物兵器禁止条約の正式名称は「細菌兵器(生物兵器)及び毒素兵器の開発、生産及び貯蔵の禁止並びに廃棄に関する条約」。 英語ではBiological Weapons Convention、その頭文字を取ってBWCと略される事が多い その名の通りBWCは、生物兵器の開発・生産・貯蔵等の禁止と既に保有されている生物兵器を廃棄する事を目的とする よく知られる生物兵器としては天然痘ウイルスや炭疽菌、ボツリヌス毒素などが挙げられる 因みに、核兵器(Nuclear)・生物兵器(Biological)・化学兵器(Chemical)を総称してNBC兵器と呼ぶ。何れも恐ろしい兵器だ ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは言わずと知られたドイツの作曲家。クラシック音楽に詳しくない人でも彼の名は知っていよう 彼は交響曲・協奏曲・ピアノソナタ・オペラ・宗教曲・歌曲と様々な分野で素晴らしい音楽を残している 彼の曲は全体的に有名だが、「ベートーヴェンの三大ピアノソナタ」で知られる「悲愴」「月光」「熱情」が有名だろうか 交響曲としては第五(運命)、第六(田園)、第九(第四楽章は『歓喜の歌』で知られる)が特にメジャーな気がする 久しぶりに杏子ちゃんと音楽を奏でようかな?今日は協奏曲ではなく愛のオラトリオをね 人の声ほど幅広い表現を出来る楽器はないだろう 他の楽器が奏でられるのは「音」だけだ しかし、人の声というのは「音」を奏でるだけではなく「詞」を紡ぐ 無論、ピアノやヴァイオリンなどの楽器が奏でる「音」も多彩な表現を持っているのは確かだ されど、やはり人の声には敵わない。それほどに意味をもった「詞」は素晴らしいものなのだ いくらプロのピアニストがどれほど心を込めてピアノを弾き、何万人の観客を感動させる事が出来ても、 たった一人の恋人だけに「好き」と伝える事は出来ないだろう また、「音」といった観点に於いても、人の声に勝る楽器はない 人の声はアイデンティティであり、声の主を識別する事が出来る。声はオンリーワン、一人一人の持つ至高の宝 それに気付かせてくれたのが杏子ちゃんだ。 心地のよいあの甘い音は、声の主が杏子ちゃんだと気付かせてくれる 杏子ちゃんの紡ぐ優しい詞は、わたしに愛を教えてくれる 声は神が人類に与えた至福の宝の一つなのだろう。ならば、わたし達は神様に感謝せねばなるまい 故に、わたし達は神様にその感謝を「声」で伝えよう。 さぁ、杏子ちゃん、そろそろ神様にわたし達の愛の調べを贈ろうか 夜の寝台。月光に照らされながら熱情的な歓喜の歌を奏でよう スタッカート、杏子ちゃんは小刻みに可愛らしい声を上げる クレッシェンド、杏子ちゃんの喘ぎ声はだんだんと大きくなっていく フォルティッシモ、わたしは強く、強く、杏子ちゃんを奏でる 休符、わたしは杏子ちゃんを奏でるのを一旦止める アインザッツ、気を緩めていた杏子ちゃんをわたしは再び奏で始める フォルティッシシモ、わたしは今までで一番強く杏子ちゃんを奏でる 杏子ちゃんの高音が響き渡り、段々と徐々に音が弱くなっていく・・・ 杏子ちゃんは幸せそうな顔でわたしの瞳を見つめていた そして、ダカーポ。わたしと杏子ちゃんの奏でるオラトリオは永遠に終わらないよ/// コメント 895 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/27(火) 00 30 03.75 ID 8LmE7KbD0 [1/2] 3月27日、杏子ちゃんが魔女に向かって槍を投げて戦っていた。こういう戦い方もあるんだね 今日はイエズス会巡察使ヴァリニャーニが織田信長に謁見した日で、アッツ島沖海戦が起こった日 競走馬のオグリキャップや声優の悠木碧さんの誕生日らしい。おめでとう! アッツ島沖海戦は1943年に起きた日本海軍と米海軍との間の海戦。 米海軍が日本軍のアリューシャン列島方面への輸送を阻止しようとして艦隊を派遣した事で生起した しかし、双方とも決定的な損害を与える事が出来なかった為に結果は引き分けに終わったらしい 因みに日本軍守備隊が玉砕した「アッツ島の戦い」とは全く別の戦いである オグリキャップは有名な競走馬らしい。競馬に詳しくないわたしでも名前くらいは聞いた事があるよ また、今日は3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二候のひとつ桜始開が重なる時期である事から「さくらの日」とされている 今年は残念ながら桜の開花はもう少し先の事になりそうだ。でも、わたしは佐倉を持っているからいいか 嗚呼、早く杏子ちゃんと一緒にお花見に行きたいものだ こうやって杏子ちゃんの髪の毛を梳かすのは久しぶりだ 髪をおろした杏子ちゃん、そこにアホ毛は存在しない わたしは濡れた杏子ちゃんの髪にドライヤーを当てながら丹念に櫛で梳かす お風呂上がりの杏子ちゃんは首にタオルを巻いて、パピコをちゅーちゅーと吸っている そういえばチューペットは生産中止されたんだったね 「髪梳かしてもらってて言うのも悪いんだけどさ、あたしの髪なんて梳かして楽しいか?」 うん、杏子ちゃんの髪の毛はいい匂いがするし、触り心地も最高だからね! それにしても杏子ちゃんの髪の毛は凄いね、枝毛が一本も見つからないよ 「そうか?別にこれといって手入れしてるわけじゃないけどな」 だからこそ、凄いんだよ。お手入れしないでベストコンディションな髪の毛なんて、ちょっと嫉妬しちゃうな 「あんたの髪だって綺麗じゃんかー」 杏子ちゃんは食べ終えたパピコの容器をテーブルに置いて、わたしの方を振り向いた 「ほら、こんなにさらさらしてる。何も羨むことなんてねーじゃん!」 手を伸ばしてわたしの髪の毛を愛でるように触る杏子ちゃん わたしの髪の毛が喜んでいるのがわかる 「もっと、あんたの髪の毛じっくり堪能したいなー///」 わたしも杏子ちゃんの髪の毛をじっくりと愛でたいな/// 「じゃあ、するかい?///」 うん、ちゃんと髪をちゃんと乾かしたらね/// 部屋の明かりを消して寝台の上でお互いの髪の毛を堪能するわたし達 杏子ちゃんはわたしの髪の毛に頬擦りをしたり匂いを嗅いだりしている わたしも杏子ちゃんの麗しの髪の毛を一本一本愛でる 杏子ちゃんが動く度に赤色の長い髪がわたしを優しく撫でる えへへ…くすぐったいよぉ/// 「はむ…んっ…甘いな…///」 チロチロとわたしの髪の先っぽを舐め始めた杏子ちゃん。なんか恥ずかしいよぉ/// 「だって、あんたの髪の毛、こんなに甘い味がするんだぜ?我慢なんかできねーよ///」 杏子ちゃんはわたしの髪の毛を何本か束のようにして掴み、それを艶かしい表情で咥え始めたの/// 「んっ…あっ…動くなよぉ…///」 杏子ちゃんはわたしの髪の毛をぎゅっと握り、なかなか離してくれない 痛いよ杏子ちゃん…/// 「あっ…。ごめんな…。でも、次は痛くしないから…動かないでくれ…。んっ…はむっ…///」 意識してか無意識か、杏子ちゃんはわたしの身体をがっしりホールドしちゃったの…/// そして、貪るようにわたしの髪の毛を舌で、口腔で愛でる 次第にわたしも気持ちよくなって、いつの間にかに杏子ちゃんに全てを委ねるようになっていた/// わたしの髪の毛と枕は杏子ちゃんの愛でびしょびしょになっていたの/// コメント
https://w.atwiki.jp/jyoshiana-search/pages/161.html
田代杏子 田代 杏子(たしろ きょうこ) 所属局:NHK 入社年:2002年 出身校:津田塾大学学芸学部 生年月日:1978年3月3日 血液型:?型 出身地:広島県広島市 身長:?センチ 参照Wikipedia 田代杏子成分分析 田代杏子の32%は世の無常さで出来ています。田代杏子の20%は元気玉で出来ています。田代杏子の16%は欲望で出来ています。田代杏子の13%は税金で出来ています。田代杏子の12%は毒物で出来ています。田代杏子の7%は保存料で出来ています。 田代杏子の画像の最新ブログ記事一覧 #blogsearch2 NHK トップページ 女子アナ画像サーチについて 女子アナ画像サーチでは日々更新される膨大なブログ記事の中から、プログラムが女子アナ画像に関する記事のみを抽出、収集しています。 収集されたブログ記事には、各女子アナのページの最新ブログ記事一覧に掲載されリンクが貼られます。 このページをチェックすれば、多くのサイトの女子アナ画像記事の更新が解るようになっております。 autolink
https://w.atwiki.jp/ssoutline/pages/9.html
まどマギのSSはここに分類されます QB「分かった、まどかのことは諦めるよ!!」 QB「僕は神様だよ!」杏子「えっ」 まどか「かわいい」さやか「ホントだね」 まどか「この世界はとても美しくて、やさしいんだよ」 さやか「かつあげ女!」杏子「げっ…」 さやか「転校生を見てると…何かこう…キュッとするっていうか…」 シャルロッテ「病気をなおして!」 ほむら「あああ!まどかと同意の上イチャイチャしたいよおおお!!」 ほむら「いい加減、未来変えるわ」 ほむら「ハッピーエンドがあってもいいじゃない」 ほむら「バレンタイン……」 ほむら「新しい仲間が出来たわ」 ほむら「巴マミについてとんでもないことに気づいてしまった」 ほむら「魔法勇者☆まどマギカー!!」 まどか「このエロゲの声ってマミさんじゃない?」 まどか「ティヒヒ、ほむらちゃんの部屋に監視カメラつけちゃった」 まどか「ほむらちゃん私のことそんな想ってくれて…」 まどか「円環の……」 まどか「円環の片思い」 まどか「黄色い部屋」 まどか「奇跡を、もう一度」 まどか「猫耳と尻尾の生えた夢で出会った女の子が転校してきた」 マミ「さて、そろそろ学校に行かないと・・・」 マミ「ティロ・フィナーレ!」 マミ「真ティロ・フィナーレ!」 マミ「絶望ティロ・フィナーレ」 マミ「ティロ・フィナーレ零」 マミ「終焉のティロ・フィナーレ」 マミ「夏バテ気味だわ…」 マミ「参ったわ、降参よ」 マミ「私の勝ちね」 杏子「ぐっ……」 マミ「首がぁ……首がぁぁああ!!?」 ほむら「……え?」 マミ「中学デビュー失敗したわ…」 杏子「あー…さびしいな」 杏子「くうかい?」 杏子「くうかい?」 SSなSPECIAL 杏子「さやか!ゲーセンにいこうぜ!」 杏子「さやかに媚薬を飲ませよう」 マミ「大切な物だったのに」 さやか「奇跡も、魔法も、ないんだよ」 ほむら「はぁーい転校生の暁美ほむらでーす!ヨロシク!」 まどか「わたしの初恋のひと、ほむらちゃん」 マミ「ちいさくなぁ~れ♪」 ほむら「消えて貰うわ」 QB「ほう?」 ほむら「『戻る時の世界』に誰か付いて来ているッ・・・!」 ほむら「寝る時間なのだけど……」さやか「いやーそこをなんとか」 まどか「時代はさやほむだよ!」 マミ「まどか、朝よ。起きなさい」 杏子「ホームレスもそろそろ無理だろ・・・」 まどか「ほむらちゃんを傷つけたい!!!」 ほむら「あんこちゃんマジあんあん」 ほむら「そろそろ本気出す」 まどか「魔法少女なんてものがない、そんな世界だったら」 まどか「キュゥべえと交渉してみよう!」 ほむら「まどか、あなたには悪いけど・・・・・・」 ほむら「QBが消えた。どういうこと?」まどか「幸せな日々、だよ」 QB「僕にもとうとう感情が芽生えたよ!」 ほむら「レストランほむほむ」 まどか「1ヶ月1万円生活」 杏子「さやかの為にバイトする」 マミ「近すぎず遠すぎず」 QB「やっべ、身体のスペアが切れたわ」 ほむら「わたしはプロフェッサーほむほむ、ほむらなどではない」 杏子「お」ほむら「あ」マミ「え?」 さやか「余命… 1ヶ月…?」 まどか「難病にかかったwwwwwwwwwwww」 マミ「あのとき、死ねればよかったのに」 さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ」 まどか・ほむら・杏子「あ!」 マミ「はあ、またメルマガからか…」 ほむら「私はただ貴女とずっと一緒にいたかった」 まどか「私のまんまんがアワビになった……」 まどか「今日も一人でお弁当か」 ほむら「今日もトイレでお昼ご飯・・・」 ほむら「フルキャスト生存縛りでワルプルギスのソロ狩り達成した」 さやか「あるよ。絆も、救いも、あるんだよ」 ほむら「私はただ貴女とずっと一緒にいたかった」2 まどか「今日はさやかちゃんで、明日は仁美ちゃん、明後日は…」 まどか「ほむらちゃんが泣いてる……」 ほむら「さやかの面倒は私が見る!」 ほむら「メモリーズウィズユー」 ほむら「幻想殺し…?」 まどか「ほむらちゃんが胸パット入れて登校してきた」 ほむら「魔女が繋げる絆」 杏子「くうかい?」ほむら「いただくわ」 まどか「ほむらちゃん・・・」ほむら「まどかぁ」 さやか「お腹痛い……」ほむら「頭痛い……」 まどか「平和だね」 ほむら「まどかとくっつきたい」 まどか「www」マミ「…」 まどか「ほむらちゃんトリビア」 さやか「まどかは私の嫁になるのだ~」まどか「えっ//」 ほむら「悪いけどあなたと付き合うことはできないの」 さやか「流石ににこれはねぇわ」 まどか「何をうぬぼれてるの、ほむらちゃん」 杏子「さやか!ゲーセンにいこうぜ!」 まどか「私がいなくなった世界」 ほむら「まどかー、そろそろ寝なさーい」まどか「はーい、ママー」 ほむら「この幸せが永遠に続くといいのに」 ほむら「全部…見えていたの?」 まどか「かわいい」さやか「ホントだね」 まどか「早く死なないかなあ、ほむらちゃん」 さやか「転校生を見てると…何かこう…キュッとするっていうか…」 杏子「……見たかったんだ」 まどか「コーヒー苦い…」 ほむら「TPS?」まどか「そう、サードパーソンシューティング」 マミ「中学デビュー失敗したわ…」 まどか「1回10枚でいいよ」 ほむら「巴マミについてとんでもないことに気づいてしまった」 さやか「星に願いを」 まどか「黄色い部屋」 まどか「この土ならいいほむらちゃんが育つよ」 まどか「ほむらちゃん…臭いよ」 まどか「ほむらちゃんがちっちゃくなっちゃった!」 まどか「でも結婚するなら杏子ちゃんがいいなー」 まどか「ほむらちゃん、クラスのみんなにはナイショだよ」 まどか「マミさんが夜中に隠れてうどん食べてた・・・」 ほむら「きゃあああああゴキブリ!!」 ほむら「まどかに嫌われてみようかしら」 さやか「今日もCDを買いに…」まどか「ネットで落とせばよくない?」 杏子「この前、さやかとデート中にさ・・・」 ほむら「確実に脱受けする方法を思いついたわ!」 さやか「あたしも時間とか巻き戻したい」 まどか「ほむらちゃん大好き」 ほむら「魔法少女まどか☆ペド化」さやか「!?」 まどか「ほむらちゃん!保健室いくよ!」 マミ「もう何も怖かねぇ!」 さやか「おっはよー!」 ほむら「・・・おはよう」 ほむら「魔法少女と魔女が仲良くなった…」 ほむら「体が縮んだわ…」まどか「じゃあ代わりにわたしが頑張るね!」 ほむら「……明日から高校生」 ほむら「さやかたん……」 まどか「ほむらちゃんは私が好きなの?」 ほむら「転校生の鹿目ほむらです」まどか「!?」 ほむら「SH」 まどか「ほむらちゃん、暗号文出すから解いてね!」 マミ「ちょっと佐倉さん、前くらい隠しなさいよ・・・///」 ほむら「ちょっとぉ!? 萌えるでしょ!」 ほむら「その……契約しないでほしいの」まどか「えー」 まどか「おいでませ、ラーメンQB!」 まどか「昨日テレビで催眠術の番組やってたよ!」 ほむら「起きたらまどかと身体が入れ替わっていた」 マミ「…鹿目さん、どうしてグリーフシードを使わないの?」 マミ「キュゥべえって良く見たら余り可愛いくないわね」 マミ「さすがに30にもなって魔法少女続けるのは辛いわね」 杏子「あれから4年が経った…」 ほむら「なんで私達が受けなの?」杏子「しらねぇよ……」 杏子「交換生活しよーぜ」 マミ「い、嫌!」 まどか「約束だよ、ほむらちゃん」ほむら「えぇ、約束よ」 まどか「ドジっこ不幸体質ほむらちゃん!!」 マミ「タッチ!」パァン ドンキー「ホッホッホッハッハッハ」 まどか「杏子ちゃんって素足にブーツ履いてるよね」 ほむら「あの……まどか?」まどか「どうしたのほむらちゃん」 まどか「友達代……って何?」 まどか「河原でキャンプ!!」 まどか「ほむらお姉ちゃん、やっと退院できるんだね!」ほむら「!? まどか「ほむらちゃんのことが気になっちゃう……」 まどか「わたしの初恋のひと、ほむらちゃん」 まどか「ほむらちゃんのお漏らししている姿が見てみたい」
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/101.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81-90】 【91】 【92】 【93】 【94】 【95】 【96】 【97】 【98】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1331307781/ 76 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/11(日) 00 05 31.20 ID GOK3ug2o0 [1/2] 173 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/12(月) 00 14 41.28 ID W5FVJRcE0 [1/2] 291 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/13(火) 00 26 21.32 ID 1k3ZpWrS0 [1/2] 370 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/14(水) 00 11 45.21 ID XSFvcZxl0 [1/2] 433 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 00 19 34.29 ID M2SYEHQr0 [1/2] 545 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/16(金) 00 05 58.37 ID M2SYEHQr0 [6/6] 635 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/17(土) 00 42 43.26 ID ECPv/GFd0 [1/2] 771 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 00 35 08.84 ID vJ9HCX0A0 921 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/19(月) 00 25 40.70 ID LQOYih1W0 76 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/11(日) 00 05 31.20 ID GOK3ug2o0 [1/2] 3月11日、あの大災害もう一年。時間の流れとは速いものだ。 今日はダグラス・マッカーサー将軍がコレヒドール島から退却した日で、東北地方太平洋沖地震が発生した日。 第5代内閣総理大臣大隈重信の誕生日で小説家夢野久作の命日でもある。 去年の東北地方太平洋沖地震・・・。震源は三陸沖、地震の規模を示すマグニチュードは9.0、日本観測史上最大の地震。 この大地震は津波や原発事故、ダム決壊に地盤沈下や液状化現象、火災などを誘発し数えられないほどの死者を出した。 また、原発事故に関連して東北や関東の農産物から放射性物質が検出される等と農家も甚大な被害を受けた。 あの地震でわたしの家も激しく揺れて、食器が何枚か割れてしまった。あの揺れの恐ろしさは今でも覚えている。 食器の揺れる音、家具の揺れ動く音、そして食器が割れて砕け散る音。全てわたしの恐怖を煽る悪魔の哂い声だった。 それでも、杏子ちゃんがわたしのそばにいてくれたから取り乱さないで済んだの。やっぱり、大切な人の存在は大きい。 杏子ちゃんはわたしを不安にさせないように振舞ってくれたけれど、やっぱり何処か不安そうな顔をしていた。 当たり前だよね、杏子ちゃんだってわたしと同じなような年齢なんだから。だから、わたしも杏子ちゃんを抱きしめてあげたの。 あの大災害でわたしと杏子ちゃんは繋がり、コネクトの大切さを再確認した。そして、これからもそれを大切に維持していくつもりだ。 今日はあの悪夢からちょうど一年。悪夢を悪夢で終わらせてはいけない。そこから教訓を得なくてはならない。 だから、今日は杏子ちゃんとお家の防災対策をするの。教訓は活かさないとね。 ぺたぺたと天の助みたいなゼリー状のもの家具に下にくっつける。所謂耐震ジェルというやつだ これは地震の時に家具が倒れたり揺れたりするのを防いでくれる凄いやつらしい 「こっちは終わったぞー。手伝うか?ってもう終わってるな」 うん、あとはこれを元の場所に戻すだけだよ。手伝ってくれるかな、杏子ちゃん? 「おっけー!終わったらお茶にでもしようぜ」 こんな感じで杏子ちゃんの助けもあって予想していたより早く仕事が片付いたのでした クッキーと紅茶で午後の一息を楽しむわたしと杏子ちゃん。 杏子ちゃんの笑顔を見ると頑張って焼いた甲斐もあるってものだよ 『去年の震災の教訓を活かして━━』 ラジオでは専門家の人が防災について色々と説明をしている。 「あれからもう一年経ったなんて信じられねーな」 杏子ちゃんは紅茶を啜りながら呟く。 「今だから言うけど、あんな馬鹿デカイ地震体験したのは初めてだから怖くて堪らなかったよ」 それでも、杏子ちゃんはわたしの傍にいてわたしのことを元気付けてくれたよね。あの時は本当にありがとね杏子ちゃん 「違うさ、あんたがあたしに勇気を与えてくれたんだよ。あんたを守らなきゃな、って」 えへへ、やっぱ杏子ちゃんはわたしの騎士様だね。でも、ワルプルギスの夜を倒した杏子ちゃんでも怖かったの? 「おいおい魔法少女をなんだと思ってるんだよ、あんたは。魔法少女でも怖いものは怖いんだぞ? それに超弩級の魔女のワルプルギスを倒したのはあたしだけの力じゃない、他にも仲間がいたからだよ」 仲間との連携・・・、絆ってやつ? 「改めてそう言われるとなんか恥ずかしいな・・・///でも、絆は仲間とのだけじゃないぜ?」 「あたしはあんたを守りたいって思ったからワルプルギスと戦ったんだ もし、あんたと出逢ってなかったら、ワルプルギスとなんて戦わなかったかもしれない。リスクがデカすぎるからな。 また、ワルプルギスと戦うとしても、勝手に一人で勝負を挑んで勝手に一人でのたれ死にしていたかもしれないよ もともとあたしは誰かとつるむなんてタイプじゃないからな。 大切なものがあると人間は強くなるってよく言うけど実際、それは当たってるのかもな」 杏子ちゃん・・・本当にかっこいいね。やっぱ、わたしの恋人が杏子ちゃんでよかったよ/// 「茶化すなよ///」 ううん、茶化してなんてないよ。本当に杏子ちゃんの言うことには説得力があると思うよ。 絆・・・繋がり・・・、とっても大切なものだよね! 「あぁ・・・本当にそうだな」 じゃあ、わたし達の繋がり、もっと強くしようか/// 「そうだな///」 そして、わたしと杏子ちゃんはコネクトしたのでした/// コメント 173 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/12(月) 00 14 41.28 ID W5FVJRcE0 [1/2] 3月12日、ボーイ・ミーツ(312)・ガール、私は男の子ではないけれど 今日はイグナチオ・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエルが列聖された日でマハトマ・ガンディーが塩の行進を開始した日 哲学者ジョージ・バークリや江戸幕府海軍奉行の勝海舟、声優の斎藤千和さんの誕生日でもある。おめでとう! イグナチオ・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエルはイエズス会を創設した中心人物として知られる 「列聖」とは信仰の模範となるにふさわしい信者を聖人の地位にあげる事を意味する言葉だ つまりロヨラとザビエルは教会に「聖人」と認められるだけの功績を残したという事だろう ジョージ・バークリは代表的な経験論者の一人で「存在することは知覚されることである」という言葉で有名ね 彼の思想によると、例えば私が杏子に触れてその温かさを認識したとしても「杏子の温かさ」としてではなく、 「知覚として」認識しているだけであり、「杏子自体」を認識しているのではない、という事になるらしい まぁ、私はそんなの全く信じていないのだけれど。だって、私は杏子の手を握りそれを感じたのだから 別に嫌らしい意味で言ったのではないわ。杏子は私の戦友・・・、否、今は素直に友達と言ってもいいのかもしれない そう言えば今日は「ス(3)イ(1)ーツ(2)」の語呂合せ「スイーツの日」とされているらしい せっかくだから、杏子にパフェでも奢ってあげようかしら。あの子の幸せそうな顔にはほっこりさせられるから 「まさか、あんたに食事に誘われるとは思わなかったよ。明日は大雨か?」 結構失礼な事を言うのね、杏子。せっかく誘ってあげたと言うのに 「いやいや、ただのジョークだよ。こんな美味いもん食わせてくれて感謝してるよ」 あんこのくせにジョークなんて・・・ 「何か言ったか?」 別になんでもないわ。ほら、早く飲まないとスープ冷めちゃうわよ 「おっ、そうだな。じゃあ、あんたに感謝していただかせてもらうよ」 杏子はお上品にスプーンを使ってスープを口に運ぶ。そして、音を立てずにお上品に飲む。 あれ、なんかおかしくないかしら。杏子がこんなにテーブルマナーが出来ているなんて・・・ 「意外かい?食事作法は親父に叩きこまれたからな。『ものを食べる時は神様に感謝して、 それに相応しい姿勢で行儀よく食べなさい』ってな」 でも、杏子。この前、スパゲティにお箸使ったり、ケーキを手掴みで食べてたりしたわよね? 「別に親父はスパゲッティをお箸で食べちゃいけないなんて言ってなかったぞ」 杏子・・・。そうね、別にいいんじゃないかしら 「つーか、あんたもちゃんと食いなよ。ただでさえそんな華奢な身体してるんだからさ。ほら、食うかい?」 杏子はニコニコしながら私に一切れのステーキを差し出してきた えぇ、いただくわ 私はそう言って、杏子のフォークに突き刺された一切れの肉を口でパクリと食べた これって間接キッスになるのかしら?/// 「ふぅ~食った食った~!」 杏子は満足した表情でお腹をぽんぽんと叩きながら言った。 こんなに喜んでくれるのなら私も奢った甲斐があるというものだ 「なぁ、これからどうするんだ?」 もう20:00よ。このまま帰るのが普通じゃないかしら? 「そっか…。もし、あんたが良ければでいいんだけどさ、一緒に夜の散歩でもしないか?」 うっ…、こんな小動物みたいな目をされたら断れないじゃない… 別にかまわないわ。じゃあ、一緒に腹ごなしと行きましょうか? 「やった!」 杏子は満面の笑みを浮かべ、私の手を握ってきた 私は咄嗟の事で顔を赤くしてしまう。杏子、これはいったいどういうつもり? 「いやぁ、もう3月っつっても夜はまだ寒いじゃん?だから手を繋げば少しは温かくなるんじゃないかと…。イヤだったか?」 また、杏子は小動物のような目をしている。正直、とても可愛い。 そういう事なら問題ないわ。でも、手を繋ぐだけじゃたいして変わらないから、身体をもっと寄せ合いましょう 「へへへ、あんたの身体温かいな」 貴女の身体も温かいわよ 冷たい夜の春風が私の頬を撫ぜる。でも、私の心はとっても温かかった。 コメント 291 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/13(火) 00 26 21.32 ID 1k3ZpWrS0 [1/2] 3月13日、最近あいつはクシャミばっかりしている。なんだか辛そうで可哀そうだ 今日はサンディエゴ州立大学が創設された日でナチス・ドイツによってオーストリアが併合された日 ローマ教皇インノケンティウス12世の誕生日で公家の三条実美の命日でもある あいつはそう言っていたけどあたしには何のことだかさっぱりわからない。せっかく教えてもらったのに悪いね また、数字の3(サン)が1(イチ)を挟んでいることから3月13日はは「サンドイッチデー」らしい それにちなんで、あいつはわたしにサンドイッチを作ってくれた BLTサンド、ツナサンドにカツサンド、タマゴサンド・・・どれも比べようのないくらい美味しかったよ こんな風に、最高のサンドイッチとホットコーヒーであたしの一日は始まるのだった 久しぶりにソウルジェムを磨くあたし。一片の濁りのない綺麗な赤色の宝石。 我ながら綺麗な色をしている。でも、あたしには一つだけ心配ごとがあった。 最近は魔女の出現率が極端に低いって事だ。魔女どころか使い魔すら滅多に現われない。 だから、この頃は魔法少女の生命源「グリーフシード」の収穫が0だ。 つっても、まだストックは10個以上あるから問題ないんだけどな。それに譲ってくれるって奴もいるしな。 そいつは数え切れないほどのグリーフシードを盾の中に収納している。四次元ポケットみたいだよな。 口数は少なくていわゆるクールってタイプの奴だけど、優しくて頼りになる奴だよ この前はバケツパフェ奢ってくれたし、昨日もあたしに御馳走を奢ってくれたしな。 さて、そろそろもういいかな。今日はあいつを誘って散歩にでも行きたいな 「I shall return! うぇひひっ!うぇひっ!」 あたしの恋人は変な恰好をして、変なことをしていた。 迷彩柄のジャージにサングラスをかけ、煙草のようなものを咥えている。匂いから考えるとあれはタバコを模した飴だろう おい何してんだ、あんた・・・ あたしは恐る恐る奇怪な軍人のような恰好のあいつに聞いてみた 「へっ?えっなんで杏子ちゃんがここにいるの?え?ひょっとして見てたの!?」 あいつはグラサンを慌てたように外してあたふたして、飴を口から落としてしまった。焦りすぎだろ・・・ 一応、部屋のドアをノックしたけど返事がなかったから勝手に入っちまった。なんか、その、ごめんな… 「やめて杏子ちゃん!謝られるとこっちが恥ずかしいよぉ…///」 どうしたんだよ、いったい?あぁ、学校で学芸会でもやるんだな…。それの練習か、あんたは真面目だな…。 「やめて!余計に恥かしくなるから!///」 そっか、ごめんな。ところで、あんたは何してたんだ…? 「…///。マッカーサーの真似///部屋のお片づけしてたら教科書とグラサンが出てきたからつい///」 そうか、でも言っちゃ悪いけど、あんたのグラサン姿、とてつもなく似合ってなかったぞ 「まっさーかー、なんちゃって///」 えっ 「えっ」 あ、あぁ、ダジャレか!面白かったぞ!うん! 「余計に惨めになるからやめてよ…」 しゅんとしてしまったあたしの恋人。やっぱこいつは可愛いな/// 物真似やダジャレもいいけど、もっとイイことしようぜ?/// あたしはとてつもなく変な恰好をしたあいつの身体を抱きしめて顔を近づける 「まだお昼だし恥ずかしいよぉ///」 さっき、もっと恥ずかしいことしてたじゃんか? 「///」 安心しな、もっと恥ずかしいことしてやるからさ/// へへ、可愛いあたしの恋人。顔は真っ赤ーさー、なんてな/// コメント 370 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/14(水) 00 11 45.21 ID XSFvcZxl0 [1/2] 3月14日、3.14と言えば円周率。円周率といえばπ。杏子ちゃんのπは小さいけどとっても可愛いの 今日は国会で片岡直温大蔵大臣が東京渡辺銀行が倒産したと失言してしまった日で日本万国博覧会が開幕した日 小説家小栗虫太郎や物理学者アルベルト・アインシュタインの誕生日でもある 片岡大臣のこの発言は昭和金融恐慌の契機となってしまった 昭和金融恐慌の原因は色々挙げる事が出来るが、その一つとして1923年に発生した関東大震災が挙げられる この震災で支払いができなくなった手形、所謂震災手形の存在もこの恐慌の原因の一つといえる 小説家小栗虫太郎は『黒死館殺人事件』や『完全犯罪』で有名な小説家 『黒死館殺人事件』は最近のラノベが束になっても敵わないくらいにルビが多い しかし、夥しい衒学趣味で彩られており推理小説においての肝心の推理が飾りのようになっており主客転倒しているので、 本格的な推理を楽しみたいという人には合わない小説かもしれない 因みに『黒死館殺人事件』は夢野久作の『ドグラマグラ』、中井英夫の『虚無の供物』と並んで三大奇書と呼ばれる また、今日はホワイトデーだった。杏子ちゃんから何かお返しもらえるかな? 本当は気持ちだけでも十分に嬉しいんだけれど、杏子ちゃんの作ったお菓子を食べられたらそれはとっても嬉しいなって 燦燦たる陽光、青青たる蒼穹、淙淙たる小川の唄 今日はいい事がありそうだ。今、わたしはひとりで春の散歩を楽しんでいる わたしは今、杏子ちゃんに追放されている身だ。否、追放と言うと聞こえが悪い 正確には「ちょっと3時くらいまで外でぶらぶらしていてくれ」と言われただけだ。 きっと、わたしの為にお菓子でも作ってくれているのだろう。作っているところを見られたくないのだろうか 確かにその気持ちもよく分かるけれど、何せ杏子ちゃんは結構おっちょこちょいなところがある。 果たして杏子ちゃんひとりに台所に立たせてしまって大丈夫だろうか?お塩とお砂糖を間違えたりしていないだろうか? なんて心配しても仕方がないし、杏子ちゃんに失礼だよね。それに大抵こういう時の心配は杞憂に終わるはず さぁて、時が満ちるまでわたしは本でも読んでいようかな。其れにちょうどいい川原もすぐ其処にある。 風と語らいながら詩集を読もう。野球少年たちの声や葉と草叢の唄は心地良いBGMだ。今日のシルフはご機嫌だね ノームやウンディーネも気持ちよさそうだ。サラマンダーは恥かしがって姿を見せない。まぁそんな日もあるだろう 「美味いか?」 杏子ちゃんはそわそわしながら聞いてきた。うん、とっても美味しい。 わたしが帰ってくると否や、杏子ちゃんはわたしに手洗い嗽を促してわたしを席に座らせた テーブルには少々形が歪ながらも可愛らしいクッキーに、いつもの紅茶が淹れられてあった どうやら、杏子ちゃんはわたしの帰りを楽しみにしていてくれたらしい。それはとっても嬉しいなって 「ちょっと形は変かもしれないけど・・・味はどうだい?こっちのも食ってみてくれよ!」 杏子ちゃんはそう言うとまた別の色のクッキーをテーブルに持って来てくれた。 色を見るとこれはおそらくチョコクッキーだろう。うん、美味しい!こんなに美味しいチョコクッキーは初めてだ 「美味いか?あんたが喜んでくれたんなら、本当によかったよ/// あいつからお菓子の作り方を教わっておいてよかった」 あいつ、というのは恐らく杏子ちゃんの「先輩」という人だろう。元々は魔法少女としての先輩だったらしいが今は友達らしい。 その人は魔法少女としての腕は勿論、頭も良く、料理の腕もピカイチ。所謂完璧超人というタイプだろうか 一時期、袂を分かつ事もあったらしいが現在ではその仲は修復され、以前のように友好関係を築いているとか 「なぁ、なぁ、美味かったか?褒めてくれよ!」 杏子ちゃんは純粋無垢に目をキラキラ輝かせて、わたしにぴったりとくっついてきたの/// わたしはそんな杏子ちゃんを抱き寄せて思いっきり頭をなでなでしてあげたの こんなに美味しいものを御馳走してもらったら、お返しが大変だなぁ 「ホワイトデーのお返しなんて聞いたことないぞ?それに無限ループしちまうんじゃねーのか?」 わたしは無限ループしてもいいと思っているよ。杏子ちゃんの美味しいお菓子が食べられるならね/// 「えへへ、それもそうだな。あたしもあんたのお菓子いっぱい食べたいし///」 こうして、わたし達の最高のホワイトデーは幕を閉じたのでした コメント 433 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/15(木) 00 19 34.29 ID M2SYEHQr0 [1/2] 3月15日、今日は最(31)高(5)の日となるか。 今日は硫黄島の戦いで、米軍が硫黄島の完全占領を発表した日で静岡県東部地震が発生した日 政治家ガイウス・ユリウス・カエサルや武将の曹操、小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの命日でもある 去年に発生した静岡県東部地震は東北地方太平洋沖地震の陰に隠れがちだが、富士宮市では震度6強を記録している 不幸中の幸いと言うべきか負傷者は出たものの死者は出なかったという ガイウス・ユリウス・カエサルの死に様と言えば「ブルータス、お前もか」で知られる この言葉はシェイクスピアの戯曲の中のセリフとして有名だが、カエサルは実際にこれに近い事を言ったという説もあるらしい この他にも「賽は投げられた」や「来た、見た、勝った」などの言葉もカエサルの放ったものと言われる そう言えば今日はネットで予約したゲームの発売日だった。早く杏子ちゃんと一緒にプレイしたいなって konozama?そんなのわたしと杏子ちゃんが許さないよ! ゲームが楽しみで眠れないわたし。真夜中だというのにわたしはそわそわしてしまう 「楽しみなのは分かるけどさ、ちゃんと睡眠を取っておかないとゲーム楽しめないぜ?」 杏子ちゃんは眠そうに目を擦りながら言う。うん、杏子ちゃんの言う通りだよ でも、この気持ちを鎮める事が出来ない。まるで遠足前の小学生のようだ 杏子ちゃんが言う通りこんなんじゃ体力が持たないね。 せっかくのゲームも睡魔に犯されながらでは面白さ半減だ。 だから、わたしは本格的に寝る準備にかかる。でも、その前にホットミルクでも飲もう。睡眠効果があるらしいし。 「じゃあ、あたしも飲む~。あ、ちょっと砂糖入れてくれよな!」 こんな時間にお砂糖なんか入れたら太っちゃうよ? 「あたしは太らない体質だから大丈夫。っつーか、あんたもさっきポテチ食ってたじゃん!」 ずるいよ杏子ちゃん!わたしはこんなに体重に気を遣ってるのに…。そんなのってないよ!あんまりだよ! 「そんなに気にすることないと思うよ。むしろあんたはもうちょっと太った方がいいんじゃねーのか? なんていうか、あんたは華奢すぎて思いっきり抱きしめたら折れちまいそうだ」 杏子ちゃんになら折られてもいいかな?///好きな人に抱きしめられて折れちゃうなんてロマンチックだよ/// 「からかうなよ///」 「結局飲んじまったな。それにクッキーまで食っちまった」 体重と体脂肪率が増えちゃうよぉ… 「だからそんなに気にするなって。ほれ、そんなに贅肉ついてるってわけじゃないしさ」 きゃっ///いきなりお腹ぷにぷにするなんて杏子ちゃん酷いよ/// 「じゃあ、こっちならいいのか?///マシュマロみたいに柔らかくて揉み心地いいな///」 やっ///杏子ちゃんのえっち!///ヘンタイ!/// 「別に減るもんじゃねーんだからいいじゃんか///ほれほれ!」 もうっ///杏子ちゃんったら///そんなおいたしちゃあメッだよ!/// 「だってあんた眠くないんだろー?///じゃあ、眠くなるまであたしと遊ぼうぜ///」 んっ///やっ……///杏子ちゃん///何して遊ぶ…んっ…///の?/// 「二人の身体を使った愛のゲームだよ///」 後から知った事だけどホットミルクには惚れ薬の効果があるみたいなの だから、杏子ちゃんがあんなに積極的になっちゃったんだね/// でも、そんな杏子ちゃんもわたしは大好きだよ/// コメント 545 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/16(金) 00 05 58.37 ID M2SYEHQr0 [6/6] 3月16日、杏子ちゃんと一緒にダンボールを駆使してサイロに侵入してみたい 今日は長屋王が謀叛の疑いで邸宅を包囲され自害した日で、ヒトラーがドイツの再軍備を宣言した日 実業家渋沢栄一の誕生日で戦国武将池田輝政の命日でもある ヒトラーのドイツ再軍備宣言によりヴェルサイユ条約の軍事制限条項が破棄され、ドイツは急速な発展を遂げる ヴェルサイユ条約は第一次世界大戦の講和条約で内容は簡単に言うとドイツの封じ込め条約だ 主に賠償金や領土の割譲、ラインラントの非武装化や参謀本部の解散といった軍事制限など。 領土関係ではエルザス(仏:アルザス)、ロートリンゲン(仏:ロレーヌ)を仏に割譲した事が一番メジャーだろうか 因みにワシントン海軍軍縮条約は対象が日本だけではないと言えども、実質は日本の封じ込めと言ってもいい 少し前まで古く臭い封権制度であった日本が日清戦争や日露戦争に勝利した事によって生まれた黄禍論の影響もあるだろう 池田輝政は白鷺城こと姫路城を現在の姿に修築した事で有名。 いつか杏子ちゃんと観光に行ってみたい。他にも伊勢神宮とか行ってみたいなって でも、今日はお布団の中で杏子ちゃんと一緒にゲームをする日なの! わたしと杏子ちゃんは同じ布団に入りながらゲームをしている 「たまには外に出ない日があってもいいよな~」 杏子ちゃんはわたしの隣で小さな紙パックの珈琲牛乳をストローで吸い上げて呟く たまにはいいと思うよ。杏子ちゃんはいつも魔女狩ったりして頑張ってるんだから 「最近は魔女なんて中々出てこないぜ?それにグリーフシードは腐るほどストックしてあるしな」 杏子ちゃんはぴょんとベッドから降りて、机の上に置いてある缶箱を持って来たの 何やらジャラジャラと箱の中でものとものがぶつかり合う音が聞こえる 「ほら、こんなにな~♪」 杏子ちゃんは小さい子が自慢のお宝を見せるように箱の蓋を開けた 箱の中には所狭しと大量のグリーフシードが入っていた。100個以上はあるのかな?それにしても凄く禍々しい… 「そんな身構えなくてもいいよ。当たり前だけど、孵化しそうなもんは入ってないからさ」 わたしは杏子ちゃんの許可を取ってグリーフシードを一つ摘んでみる。あれ、意外と軽いんだね? 禍々しいと思っていたけど、安全なものだと分かると案外丸っこくて可愛いかもしれない。 そんな事を思ってしまった所為か否かは分からないけど、グリーフシードの先端がわたしの人差し指に刺さってしまった 痛っ…!うぇぇ・・・血が出ちゃったよぉ… 「おい!大丈夫か!?」 杏子ちゃんはそう言うと、わたしの患部を口に咥えてしまったの…/// やだ///恥ずかしいよぉ///それにこんくらい何てことないし…/// 「バカ!///血ってのは大切なもんなんだぞ!なくなったら死んじまうんだぞ!」 だからって、咥えることはないんじゃないかな?/// 「知らないのか?魔法少女の唾には傷を癒す力ってのが含まれているんだぜ?///」 杏子ちゃん…嘘はダメだよ/// 「じゃあ、嘘かどうか試してみるかい?///」 杏子ちゃんが言ってた事は嘘なんかじゃなかったよ/// だって、さっきの痛みなんかはとっくに消えうせて、今は快感だけが残っているから/// コメント 635 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/17(土) 00 42 43.26 ID ECPv/GFd0 [1/2] 3月17日、今日は災難の日だよ・・・ 今日は湯島聖堂が完成した日でパリでヴィンセント・ヴァン・ゴッホの絵画の展覧会が開かれた日 戦国武将豊臣秀吉や小説家の横光利一の誕生日でもある 湯島聖堂は元禄時代、5代将軍徳川綱吉によって建てられた儒教を学ぶ為の施設である 本来は孔子廟、つまり儒教の創始者である孔子を祀っている霊廟として建てられたと 「生類憐れみの令」を出し民衆を苦しめたと言われる綱吉だが、学問の発展には大きく貢献したと言われる 少し昔までは民衆を苦しめた悪い為政者というイメージが強かったが、彼は近年は研究され再評価されているらしい 豊臣秀吉は百姓という身分ながら織田信長などの武将に重用され、最終的には天下統一を果たした男として有名だ 彼は1596年にサンフェリペ号事件を機にキリスト教信者を処刑したので杏子ちゃんは良いイメージは持っていないかな? 因みに彼がバテレン追放令を出した理由の一つに、南蛮人が日本人を奴隷として売り飛ばしていたから、というものがある そう言えば2012年は今日は彼岸の入りらしい。もうすぐ春だね わたしと杏子ちゃんの中には、既に春は到来してるんだけどね/// 久しぶりに心の底からわたしは恐怖というものを感じたの こんな目に遭うのなら、結界の中で杏子ちゃんと魔女の戦いを見ていた方がマシだよ いや、そんな事を言ったら杏子ちゃんに失礼だね。杏子ちゃんはわたしを守ってくれているんだから 自分の身が杏子ちゃんに守られているという前提で考えちゃダメだ。 こういう考えがわたしを窮地に追いやったんだよね? わたしが杏子ちゃんに頼ってばかりのずるい子だからバチが当たったんだよね なら、わたしはそれを受け容れるしかない。受け容れなければ杏子ちゃんに合わせる顔がないから そう思っていても身体は正直なの。目の前の恐怖にわたしの身体はただ震える事しか出来ないの わたしは人気のない路地裏でガラの悪い2人の男の人に囲まれていた たまたま、その人たちの一人と肩がぶつかってしまった事に因縁をつけられ、現在に至るの 体格を見るに高校生といったところだろうか。 そんなに筋骨隆々というわけではないけれど、わたしなんかと比べ物にならないくらいの体格 わたしにとっては十分すぎる恐怖の対象となり得るものだ 『さっさと金出さねぇと顔殴るぞ!?』 ニット帽を被った鼻にピアスをした男の人が拳を振り上げた わたしは目をつぶって覚悟したの。そういえば、人に顔を殴られるなんて生まれて初めてかもしれない しかし、わたしの頬には何の痛みも感じない。不思議に思っていると次の瞬間、鈍い音と悲鳴がわたしの鼓膜を揺らした わたしは恐る恐る目を開いてみる。そこには壁に叩きつけられ悲鳴をあげる男に人と、地面に蹲るニット帽の人、 そして、拳を振るう杏子ちゃんの姿があった。 壁に叩きつけられた人は鼻から大量の血を流していた。ひょっとしたら骨折してしまっていたのかもしれない 「あーあ、てめぇの汚い血で手ぇ汚れちまったじゃねぇか」 杏子ちゃんは溜め息を付きながら鼻血の人のお腹にフックを食らわせる。すると彼は力が抜けたように床に倒れこんでしまった ふぅと溜め息を突きながら手首をぶらぶらさせる杏子ちゃん。その瞳は明らかに怒りの色が篭っていた 「大丈夫だったか?変なことされてねーか?」 杏子ちゃんは腰を抜かして尻餅をついていたわたしに手を差し伸べる。でも、腰が抜けちゃってうまく立てないよ 「立てないのか?仕方ねーな。よいしょっと」 杏子ちゃんはわたしの身体を抱き起こしてくれた。わたしは杏子ちゃんの体温を感じて初めて安堵を感じた 「ごめんな、怖い思いさせちまって」 杏子ちゃんはわたしを抱きしめた。強く、強く。それがわたしをさらに安心させてくれる でも、視界には嫌なものが入ってしまう。横たわった2人の暴漢。ピクリとも動かない 「ん?あんた、あんなクズどもの心配してんのか?ほんと、あんたは呆れるほどに優しいんだな 心配すんなよ、死んじゃいねーさ。もうちょいしたら気を取り戻すと思うぜ? さ、こんなところとはさっさとおさらばしようぜ。こんな汚え空気吸いたくないからさ」 わたしは杏子ちゃんに支えられながら家に帰った。家に着くと涙が溢れ出て来てしまった 杏子ちゃんは優しくそれを宥め続けてくれた。わたしは嬉しかった。 だからこそ、わたしは謝った。いつも杏子ちゃんに頼りっきりでごめん、と 杏子ちゃんは「もう言うな」と言ってわたしのことを抱きしめた コメント 771 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/18(日) 00 35 08.84 ID vJ9HCX0A0 3月18日、サイヤ人なら魔女にも勝てそうだなって 今日はWWⅡでナチス・ドイツ軍がハンガリーを占領した日でPASMOの運用が開始された日 予言者エドガー・ケイシーや作曲家の菅野よう子の誕生日でもある PASMO、交通機関を使う際にわたしもよくお世話になっているよ 名前はパスネット(PASSNET)の「PAS」と「もっと」の意味を表す「MORE」の「MO」に由来しているという ポケモンにケーシィというのがいたが名前の由来はエドガー・ケーシーからだろうか? ケーシィの進化系ユンゲラーは自称超能力者のユリ・ゲラーに由来していると思われる ユリ・ゲラーはそれを原因に任天堂を相手取り6000万ポンド(約101億円)の損害賠償を求める裁判を起こしたらしい じゃあ、フーディンの元ネタは何なんだろう?まぁ、いいや。わたしも杏子ちゃんも大して使わないし また、今日は柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の忌日が今日であると伝えられている事に由来して「精霊の日」と言われるらしい 「せいれい」と言うと三位一体を思い浮かべてしまうが、この場合は「精霊」じゃなくて「聖霊」だ 精霊と聖霊、違いはなんとなくは分かるけどハッキリとは分からない きっと杏子ちゃんのお父さんなら懇切丁寧に教えてくれるんだろうなぁ でも、杏子ちゃんはわたしにとっては聖霊のような尊敬に値する存在だよ 「あたしってチンピラっぽいか?」 杏子ちゃんはテレビドラマを見ながら呟いた テレビ画面を観ると、チンピラっぽい主人公(でもイケメン)が雑魚の不良相手に暴れていた そんなことないと思うよ。でも、どうしていきなりそんなこと聞くの? 「いや、ドラマの主人公の行動がなんかあたしに似てるなーって」 似てるかなぁ?それに、別にチンピラでも自分だけの信条とか持っているならカッコいいと思うよ でも、チンピラってわけじゃないけど初めて逢った時の杏子ちゃんはちょっと不良ぽかったけどね 「あぁ、それはそうかもな。あんたに逢うまでのあたしって結構荒れてたと思うし」 でも、そのワリには初対面のわたしにお菓子分けてくれたよね? 「あれは気分だよ、気分」 でも、その杏子ちゃんの気まぐれにわたしはけっこう精神的に救われたんだよ? 「まぁ、魔女に襲われかけた後じゃそう思うのも無理はないかもな。 でも、もう一度言っておくけどアレはただの気まぐれさ」 杏子ちゃんは本当にツンデレさんだね/// 「別にデレてねーし///」 テレビの画面では主人公が3人の雑魚の不良のボスと対峙していた そして、主人公は『チッ!今日はこれくらいにしておいてやるぜ』と捨て台詞を吐いて画面からフェードアウトする 捨て台詞って…。今時珍しいくらいのチンピラぶりだよぉ… 「そっか?あたしだったら絶対こうするな。 自分と同等、もしくはそれ以上の敵を同時に3人相手にするなんて馬鹿のやることさ もし、あんたがそういう状況に追い込まれたらどうする?」 ヘイストとかプロテスとかシェルを自分にかけられるなら戦うと思うけど、無理なら逃げるかな? それ以前にわたしは喧嘩とかはあまりしたくないなぁ 「はは、あんたらしいな。でも、やっぱ逃げるだろ?あたしはそれが普通だと思うよ もちろん、こんなのカッコ悪いかもしれないけど、自分の身が一番だろ?」 じゃあ、もし、わたしが人質に取られていたとしたら杏子ちゃんはどうするの? 「嫌なこと聞いてくるなぁ…」 で、どうなの? 「そりゃあ、助けるさ。でも、あんたを助けたらそのままとんずらするな、あたしは。 あんたが傷つけられたりしたっていうなら話はまた別だけどな」 杏子ちゃんはわたしの為なら自分の主義を曲げちゃうの? 「そんなに責めるような口調で言わないでくれよ…。 でも、責められたとしてもあたしは、今のあたしはあんたを一番に考えて行動するよ」 そっか…。なんか嬉しいな、わたし…/// 「そう言ってもらえるとあたしも嬉しいよ/// やっぱ好きな人ができると人間って変わるもんなのかなぁ?」 好きな人って?/// 「あんたに決まってるだろ///」 今晩は杏子ちゃんと不良プレイをして愛の営みを楽しんだのでした/// コメント 921 名前:†[sage] 投稿日:2012/03/19(月) 00 25 40.70 ID LQOYih1W0 3月19日、カレンダーを見たら仏滅だった。なんか嫌だなぁ 今日は天武天皇が飛鳥浄御原令の制定を命じた日で都営地下鉄新宿線が全線開通した日 室町幕府7代将軍足利義勝の誕生日で哲学者フリードリヒ・ハインリヒ・ヤコービの命日 都営地下鉄新宿線にはこの前、杏子ちゃんとランチを食べに行く時にお世話になったよ 杏子ちゃんは「都営地下鉄新宿線」と言ってもピンとこないみたいだけど、「京王新線」と言うと反応するの ヤコービは汎神論論争、無神論論争など多くの論争を行っている と言っても哲学者ならば普通の事なのだろうが、とてもじゃないけどわたしには出来なさそうだ 論争・議論によって大きなものが得られるとしても、わたしなんかじゃ身体的・精神的に持ちそうにないよ わたしは杏子ちゃんと駄弁ってるだけでいいや。お菓子でも食べながらね また、今日は「ミュー(3)ジック(19)」の語呂合せで「ミュージックの日」らしい。 せっかくだから杏子ちゃんと一緒に奏でてみようかな?愛の協奏曲なんてステキだよね 工事現場付近で杏子ちゃんは顔を顰める。杏子ちゃんは騒音が苦手らしい。 もう年度末なので道路工事が多いのだろうか?どっちにしろ五月蝿いのはわたしも苦手だよ 杏子ちゃんは工事看板のヘルメットを被ったおじさんを睨みつける。でも、睨んだお顔もとっても可愛い。 「『ご迷惑をおかけしております』って書いてあるけど、このおっさん絶対そんなこと思ってないよな」 こういうのは社交辞令なんだよ杏子ちゃん。そんな事言ったら看板のおじさんがかわいそうだよ 「まぁ、そんなもんだよなー。こんなとこでつっ立ってても仕方ねーから先行こうぜ」 杏子ちゃんはわたしの手を引いて進む。因みにただのお散歩なので目的地とかはない ちょっと公園のカフェでティータイム。わたしと杏子ちゃんは二人で一つのグラスのメロンソーダを飲む 昔は恥かしかったけど、今は別に恥ずかしいという事はない。もっと恥ずかしい事をしてるからかな/// そんな事を思っていると突然子供の泣き声が聞こえてきた。 その声の方に目を向けるとアイスクリームを地面に落とした女の子がわんわん泣いていた。 しばらくそれを見ていると保護者と思われる人物がやって来て、新しいアイスクリームを子供に差し出した。 その子のぐしゃぐしゃになった顔がみるみるうちに笑顔に変わる。優しいお母さんだね 「あー、なんかアレに似た光景この前も見たなー」 え?どういう事杏子ちゃん? 「いやー、この前な、『アイスおちたったー』って泣いてるガキ見つけたんだよ あたしは無視して行こうと思ったんだけどあまりにも五月蝿いからポッキーをくれてやったんだ そしたら泣きやんでくれてさ、案外それが可愛くてさ…って何の話してるんだろうな、あたし」 えへへ、杏子ちゃんはやっぱり優しいね。でも、わたし以外に心を動かされちゃうってのは感心しないなー 「何拗ねてんだよー?相手はガキだぜ?あたしにそんな趣味ないよ。 それともひょっとしてあんたって意外と嫉妬深いのか?」 ううん、そんな事ないよ。ただ杏子ちゃんにはわたしだけを見ていてほしいなってだけだよ 「それっていわゆる「やんでれ」って奴なんじゃないか?」 そんなんじゃないよ!ただ、普通の人より独占欲が強いだけだよ! 「ったく、しょうがない奴だなぁ。落ち着けよ、あたしは何処にも行かないし、浮気なんてしねーよ」 「店出たらそれを証明してやっから、ひとまず不機嫌そうな顔はやめようぜ?」 そして、わたしは杏子ちゃんに奏でられてしまった わたしの中で燻っていた嫌な感情は杏子ちゃんの愛に塗りつぶされてしまったのでした コメント
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/784.html
【名前】佐倉杏子 【性別】女 【出典】魔法少女まどか☆マギカ 【支給品】王蛇のデッキ@仮面ライダー龍騎 撮影時浅倉が喰ってたトカゲ@仮面ライダー龍騎(現実) 【台詞】 「喰うかい?」 「一人ぼっちは寂しいもんな…いいよ…一緒にいてやるからさ…」 【人物】 赤いポニーテールが印象的な少女であり、自分の為だけに魔法少女の力を使い他人の為に動くことはほぼなく、 魔女が落とすグリーフシードの為に一般人が襲われることに対しても必要悪と割り切っているが、根はやさしい少女。 かつては神父だった父親を助ける為にキュゥべぇと契約し、正義の魔法少女として巴マミと一緒に闘っていたが、 父親は杏子が父親の為の努力を全否定して「魔女」と罵ったうえに妹と妻と共に無理心中をはかってしまい、一人ぼっちになる。 その出来事で荒れてアウトロー状態になっている。よく食べ物を口にするが、これはアウトローを気取っても 罪悪感と自己嫌悪を無意識のうちに抱え込み続け、常に何か食べてないと落ち着けない状態となっているから。 【本ロワでの動向】 巴マミ死亡直後の参戦と思われる、名簿に死んだはずの巴マミの名前があることに疑問と懐かしさを感じるものの 今更どの面下げて…と言う気持ちから会おうと思うつもりもなく、殺し合いに興じるよりも生存優先、 あわよくば漁夫の利を取ろうとするジョーカーポジションと決め込む。 とりあえずは近くにあったコンビニからくすねた肉まんを食べながら支給品を確認すると、一つは複数の枝に刺さったトカゲ… 食べ物を無駄にしない主義の彼女でも流石に引いたようである。もうひとつは取扱説明書付きの王蛇のデッキ、 最初はなんだ子供の玩具か…と思っていたがもののためしとデッキを使い仮面ライダー王蛇に変身する。 変身すると思いのほか馴染む(杏子のモチーフは本来王蛇に変身する浅倉威である為)と同時に杏子の目の前に巨大な蛇が現れる。 『ベノスネーカー』仮面ライダー王蛇の契約モンスターである。最初は驚くも自分を見つめる蛇に肉まんを「喰うかい?」と差し出す、 ベノスネーカーはその肉まんを一飲みし、彼女を新たな主と認めた。まずは王蛇となった体馴らしと会場周辺をうろつく ミラーモンスターを襲撃し次々と撃破する。一通りミラーモンスターを駆逐した杏子は、とりあえず食べてみるかと支給された トカゲを焼いて食べ始めた。 食べると鶏肉の味がしてなかなかオツであった(これは撮影に使用したトカゲが鶏肉を加工したものであったから) そうすると匂いに惹かれたのか一人の少女がやってくる。竹林のルーガルである狼女「今泉影狼」、 影狼は杏子が焼いているトカゲの匂いに惹かれてやってきて、最初は警戒するが 影狼「怖いわ~巨大な蛇怖いわ~」 杏子「あー、ベノスネーカーか?大丈夫、怖くねーよ」 とベノスネーカーに怯える影狼を見たことと、互いにどことなく似た匂いを感じたのか本来なら 見知らぬ上に殺しに乗っているかもしれない影狼に焼いたトカゲを「喰うかい?」と普通に差し出した。 影狼は受け取り美味しそうに食べ、そして影狼から支給された百味ビーンズ@ハリーポッターをお礼に貰うのだが。 杏子「ブフォォォォォ!!!なんだこれはぁぁぁぁぁ!!!」 影狼に支給された百味ビーンズはBBQB味やジュラル星人味と言ったハズレフレーバーの混入率が異常に高く、 流石の杏子も涙目で廃棄することに…そんなこんなでトカゲを喰いつくした後に情報交換をする、 殺し合いにのる気はないことを確認し一安心してとりあえず協力することを決定、ここに一応は対主催であるワンコタッグが結成された。 杏子「へぇ、これ本物なんだ(モフモフ)」 影狼「キャイン!いきなり耳触らないでぇ~」 杏子「犬みたいな鳴き声するんだな…」 影狼「犬じゃないわよ、狼よ~」 杏子「対してかわんねーよ」 影狼「違うわよ!」 こういったやりとりをしつつも、影狼は一匹狼同士杏子を放っておけなく、杏子も久々に感じる影狼の温もりに安堵感を覚えていた。 ロワ内では最初から対主催とマーダー、マーダーとマーダー同士の戦いが繰り広げているが、ワンコタッグは戦場から離れていたこと、 道中現れるミラーモンスターに対しても前衛が王蛇に変身し、自身の武器である槍を使い前衛を務める杏子と スペルカードで支援する影狼と言う絶妙コンビで撃破していく。 そして腹が減った二人は食事を取る為に目についた高級焼肉店に立ち寄ることになる。高級焼肉店の看板は伊達ではなく、 アウトロー生活や幻想郷ではまずお目にかかれないズラリと並んだA5ランク和牛など各種肉や海鮮類や野菜類や各種酒や甘味に 感激し大喜びのまま肉を焼いて喰らって飲んでいた…そんな中、匂いに誘われた木乃が焼肉店にやってきた 食べ物に執着する杏子との間で魂を賭けた戦い(内容は察してください)の果てに杏子が肉の半分を(しぶしぶ) 木乃に分け与えることで終結し、食べ終えた木乃と多少の情報交換を行ったあと別れた。 腹いっぱい美味しいものを食べて気力も体力も十分… ぬらーり ひょーん ぬらーり ひょーん 変身女性ロワ最強マーダーぬらりひょんが二人に襲いかかってきた、否応なしに迎撃する二人、王蛇と槍のコンボ、 ベノスネーカーと影狼のスペルカードの援護もあり第2形態である筋骨隆々の長身男性体のぬらりひょんと互角に渡り合う、 苦戦しつつもなんとか撃破してほっと一息つくが…影狼の腹をぬらりひょん第3形態の素手が貫いた、致命傷を負い倒れ伏す影狼 影狼「杏…子…逃げ…なさ…い」 逃げるように影狼は言う、本来の杏子なら彼女の言葉に従い…いやぬらりひょんと出会った時点で 影狼を見捨てて一人で生きる為に逃げ出しただろう…だが杏子はその選択肢を取らなかった。 杏子「ふざけんなてめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 激昂してぬらりひょんに挑む杏子。見捨てられなかった、影狼は友達だったから… 影狼「杏子も一人なのね」 杏子「ん、まあね、まぁそれでも結構楽しんでいるけど(尻尾モフモフしながら)」 影狼「…だからかな杏子を放っておけないって…」 かつて何気なく互いの身の上話をした時のことを思い出す、かつては捨てたはずの理想、誰かの為に闘う魔法少女 その輝きを取り戻した杏子は影狼を守る為、ぬらりひょん相手に互角以上に渡り合う、そして放たれる 王蛇のFINALVENT『ベノクラッシュ』はぬらりひょんを粉砕し、それを見届けた影狼も「ありがとう杏子…」 と呟いて果てた…それを見て、また一人ぼっちかよ…と涙を流す杏子、だが… 杏子「ハハッ…なんだよ…それ…神様…あんまりじゃないか…」 目の前に聳える多くの女体が寄り集まって巨大な女体を形成したぬらりひょん、 すでにベノスネーカーも王蛇も消耗しており逃げることも、戦うことも出来ない そしてぬらりひょんは杏子を捕らえ「巨人」に取り込み殺害しようとする。 杏子「影狼…あんたも一人ぼっちだったよな…一人ぼっちは寂しいもんな…いいよ、一緒にいてやるよ」 そして最後の手段であるソウルジェムを自爆させることで最強格マーダーであるぬらりひょんを道連れにすることで 杏子はロワから脱落した… だが現実は非情であった。「巨体」はソウルジェムの自爆によって砕けたもののすぐさま新たな形態となって再生、 主を失い、契約が切れたにも関わらずそれに激昂したベノスネーカーはぬらりひょんに挑むも呆気なく粉砕された… だが杏子と影狼の犠牲は無駄ではなく、二人の無念は鬼龍院皐月率いる対主催連合とカレイドルビーによって果たされたのだ。 もしである、もし王蛇のデッキにベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーが合体して生まれた獣帝「ジェノサイダー」 のアドベントカードが存在していたのなら、ブラックホールに叩き込むドゥームズデイによってぬらりひょんを倒せたかもしれなかった、 しかし今回ジェノサイダーは存在しなかったのは残念であった。 同作キャラと相見えることはなかったが、友達が出来た杏子は決して不幸ではなかった…
https://w.atwiki.jp/ankopoemgee/pages/73.html
【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81】 【82】 【83】 【84】 【85】 【86】 【87】 【88】 【89】 【90】 【91-100】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1323951515/ 120 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/17(土) 00 06 34.23 ID IRsitYfI0 [1/8] 364 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/18(日) 00 03 56.35 ID 3f7XKBSR0 [1/5] 504 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/18(日) 23 01 58.08 ID dKUZLNYj0 523 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/19(月) 00 17 31.38 ID emIhF7sS0 [1/4] 616 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/19(月) 23 07 59.71 ID irq1ZmL30 [1/3] 617 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/19(月) 23 09 09.23 ID irq1ZmL30 [2/3] 625 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/20(火) 00 20 22.80 ID 9TbaCL0U0 [1/4] 715 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/21(水) 00 19 38.99 ID 9aB/rUA80 [1/3] 859 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/22(木) 00 18 28.54 ID Wut3q+sb0 [1/7] 969 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/23(金) 00 20 49.61 ID dKgjPbk40 120 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/17(土) 00 06 34.23 ID IRsitYfI0 [1/8] 12月17日、クリスマスイブまであと一週間だ 今日はライト兄弟が人類初の動力飛行に成功した日でもあり、白い死神ことシモ・ヘイヘの誕生日でもあるらしい 人類の夢、果てしない空・・・ わたしも是非、杏子ちゃんと悠久の蒼穹へと飛び立ちたいな もし存在するというなら、あの雲を越え、竜の巣を越え、天空の城を共に目指したい そして、煩わしい世間と隔絶された城で杏子ちゃんと永遠に暮らすの わたしは天空の王子様で杏子ちゃんは天空のお姫様 共に天空のお庭で追いかけっこして、抱きしめ合って、 おはようからおやすみまで、ずっと杏子ちゃんのことを見つめて 雲が自然に流れるように、わたしと杏子ちゃんもずっと愛し続けるの そんなわたしと杏子ちゃんの愛の結晶は雫となって大地に落ちて、それをひとは雨と言うの また、わたしと杏子ちゃんが毎日育み合う愛は輝いて、それをひとは太陽と言うの そして、太陽と雨が混ざって世界に永遠の光を齎して、それをひとは虹と言うの わたしと杏子ちゃんの愛を通して世界に愛の素晴らしさを教えてあげるの お城に住み慣れたわたしと杏子ちゃんはやがてある事業に着手するんだ お城の一部を改造して大聖堂を造るの わたしは杏子ちゃんからお義父さんの教えを口伝で教えてもらってそれを纏めるの そして、その教えをこの天空から大地に、海に、全ての世界に広めるの それを訊いたものはみんな涙を流して感動し、永遠の幸福の境地に至るの 人間も、動物も、植物も、この世界の生きとし生けるもの全てのもとに楽園がやってくるの お義父さんの教えは偉大だから、それを聞いたものの心は完全に浄化されるの そして、互いに憎んだり恨んだりすることはなくなって世界に恒久平和が実現されるの 大聖堂で祈りを捧げるわたしと杏子ちゃんはそれを心から嬉しく思い、改めてお義父さんに感謝の祈りを捧げるの そして、ある夜、杏子ちゃんはお義父さんの念願の叶った世界を見つめながら涙を流すの それをひとは流れ星と言って、毎日眺め、それに願いごとを願うの わたしは嬉し泣きする杏子ちゃんの頭を撫でるの そうすると溢れんばかりの笑顔をわたしに見せてくれるの それをひとは月というの そして、わたしと杏子ちゃんはいつものように抱きしめ合って愛し合ったのでした コメント 364 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/18(日) 00 03 56.35 ID 3f7XKBSR0 [1/5] 12月18日、クリスマスまであと一週間 今日はヨシフ・スターリンやスティーヴン・スピルバーグの誕生日で、日本が国際連合に加盟した日らしい また、国民的RPGの一つのファイナルファンタジーの発売日でもあるみたいだ わたしにはファンタジーな世界に生きる恋人がいる 『魔法少女』なんてとてもファンタジーな響きではないか でも、魔法少女はダークファンタジーという感じがする 杏子ちゃんの斃すべき敵、『魔女』は結界に潜んでいる 中には現実に具現化して奇声をあげながら町一つを壊滅させてしまう困った魔女もいるらしいが・・・ その魔女の結界の中は不気味で幻想的で、まさしくダークファンタジーの舞台と言えよう 中にはお菓子を模した明るいメルヘンチックな空間もあるのだが、それは少数だろう ダークな世界で杏子ちゃんに守られるのも悪くはないが、やはりわたしはメルヘンな世界の方が好きだ 剣と魔法で魔王を屠り葬るといった王道なファンタジーの世界に行ってみたい 杏子ちゃんは百戦錬磨の槍使いの勇者で、わたしは魔法で杏子ちゃんのサポートをする賢者・・・ ある日、わたしと杏子ちゃんは王様に魔王討伐をお願いされるの ちなみに王様は杏子ちゃんのお父さんなの わたし達は野を越え山を越え、虹の橋を越えて、そして魔王の城に辿り着くの そして、二人の愛の力で魔王をやっつけるの 魔王を倒したわたしと杏子ちゃんはご褒美に王様から王位と新築のお城を与えられるの 王様はわたしと杏子ちゃんの愛の力に感動して、勝手にわたしと杏子ちゃんの結婚式を挙げちゃうの 後に引けないわたしと杏子ちゃんはそのまま結婚することになるの でも、わたしも杏子ちゃんも満更じゃないの そして、よく晴れた結婚式当日 花嫁姿のわたしを杏子ちゃんがお姫様抱っこして、沢山の国民の前でキスするの そして、そこで永久の愛を誓い合うの ずっと一緒だよ杏子ちゃん コメント 504 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/18(日) 23 01 58.08 ID dKUZLNYj0 お袋はずっと、花が好きでさ。 教会を訪れる誰もが、いつも笑顔でいられますようにって、 毎日せっせと、花壇の手入れを続けてたんだ。 信者が離れて食う物に困り出してからも、 水やりだけは欠かしたことがなかったよ。 この前、久しぶりに帰ってみたらさ。 そうだよ、アンタを連れて行った、あの時だ。 建物はボロボロ、蜘蛛の巣だらけで、 家族はみんないなくなっちまったけれど、 お袋が植えたあの花だけは、まだちゃんと生き残ってやがったんだ。 驚いたよ。嬉しかったよ。 切なかったよ。情けなかったよ。 お袋が教えてくれたこと、残してくれたものに、 アタシはちゃんと向き合ってこなかったんだなって。 何だかそれが、申し訳なくってさ。 なぁ、さやか。 アンタがいたから取り戻せたこの気持ち、 今度はアンタのために使わせてもらうよ。 あの花はいま、ちょうど満開なんだ。 だから一緒に、見に行ってくれよな。 コメント 523 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/19(月) 00 17 31.38 ID emIhF7sS0 [1/4] 12月19日、ついにクリスマスイブまで1週間を切った 光陰矢の如しというべきか、時の流れは速いものだ クリスマスを終えたら次は大晦日、あっという間にお正月だ こんなに時の速さを実感したのは初めてだ それもあなたのお陰だよ、杏子ちゃん あなたの愛おしさが時間の大切さを教えてくれる さぁ、未知の時を二人で既知にしていこう 杏子ちゃんとこの作業をする事こそが人生の意味であり目的であり到達点なのだから その為にはもう一度、わたしが杏子ちゃんに対する愛を再確認する必要があるね 杏子ちゃんはそんなの不要というかもしれないね だって、杏子ちゃんとわたしはいつも愛し合っているのだから うん、再確認と言っても難しい事をするわけではないんだ 毎晩と同じように、愛し合えばいいだけなんだ 意味がよく分からない? 分からなくても大丈夫だよ杏子ちゃん、きっとすぐに分かるから じゃあ、寝台へ移ろうか杏子ちゃん・・・ 日本には和歌という文化があるが、その中に掛詞というものがあるんだ その掛詞の中に「ぬる」というものがあるのは知っているかな杏子ちゃん? 「ぬる」というのは「寝る」と「濡る」の意味を持っているんだ 「濡る」というのは二人の愛で濡れるということなの つまり二人で寝るって事は二人の愛でびちゃびちゃに濡れるって事だね さて、杏子ちゃん、わたしと杏子ちゃんは今どのような状態でしょう? うん、そうだね、ぬるぬるのびちょびちょだね わたしは杏子ちゃんとの愛の営みで頭の中が真っ白だよ え?杏子ちゃんも同じなの?ふふ、それは嬉しいな そういえば杏子ちゃんはわたしの言った愛の再確認の意味が分からないって言ったね? うん、それでいいんだと思うよ わたしと杏子ちゃんは一緒に寝て、愛し合って、ぬるぬるに濡れて、頭の中が真っ白になったわけだけど、 杏子ちゃんはドイツ語で0をなんて言うか知ってる?Null(ヌル)って言うんだよ 面白いよね、言葉って わたしと杏子ちゃんがぬるぬるになって辿り着いた先が0(Null)なんてさ これって愛の果てには何も存在しないって事なんじゃないかな? つまり、わたしと杏子ちゃんの間に境界が存在しないって事なんだよ! わたしは杏子ちゃんで、杏子ちゃんがわたしなの ふふ、杏子ちゃん、顔真っ赤だよ?そんなに恥かしがらないでもいいよ 杏子ちゃんって寝台の上だといつも乙女さんだね ありゃりゃ、また杏子ちゃんが真っ赤になっちゃった そして、もう一回、もう二回とわたしは杏子ちゃんと一緒になったのでした コメント 616 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/19(月) 23 07 59.71 ID irq1ZmL30 [1/3] 「アンタ、信じてるって言ってたじゃないか!この力で、人を幸せにできるって」 錆び付いた心、 音もない世界、何を見てるの? ーーーさやか、アンタは今、何を見てるんだ? 人の為に願って、人間じゃなくなって、魔女になって。 「頼むよ神様、こんな人生だったんだ。せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させて」 またねを言える顔を探すよ それを繰り返すだけ ーーーあたしは、また、会いたい、さやかにまた、生き返って欲しい。でもさ、叶いそうもないよ、これ。 気付けばそこには ひとりきりで泣く後ろ姿 ーーーあそこにいる、哀しい魔女。それは、あたしだ。あたしで、さやかだ。さやかは絶望したあたしだ。 「……よう」 「その子を頼む。アタシのバカに付き合わせちまった。足手まといを連れたまま戦わない主義だろ?いいんだよ、それが正解さ」 辛いような、 寂しいような、場所 手を繋いでいたいんだ ーーー正解さ、ここで果てるのも正解だろ? こんな辛い、寂しい場所で一人きりで死ぬ? そんなのあたしが許さない。 手を繋いで、仲良く逝ってやるさ。 「ただ一つだけ、守りたいものを最後まで守り通せばいい」 何度目の気持ちだろう ここにある温もりは ーーーあたしの守りたいもの? そりゃあ、「温もり」さ。 人の為に願って、わざわざそれを失ったんだよ、あたしはさ。 コメント 617 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/19(月) 23 09 09.23 ID irq1ZmL30 [2/3] 「ーーーハハハ、何だかなぁ。アタシだって今までずっとそうしてきたはずだったのに」 間違いでも構わない、傍にいること ーーー傍にいること…仕方ねえな、さやかーーー 「行きな。コイツはアタシが引き受ける」 涙の音、ため息の色 確かめる現在地 ーーー青と赤が混じり合う。 紫は、涙の音か?ため息の色か? いや、紫は「死」の色。 …神父の娘にゃ相応しいのかな…分かんねえ。 「心配すんなよさやか。一人ぼっちは…寂しいもんな。いいよ、一緒にいてやるよ。さやか」 冗談みたいな毎日ーーー 見たい、見たい、未来ーーー ーーーそんな毎日無理だからさ、せめて幸せな夢を、見させてくれよ。 願ったっていいだろ?魔法少女ってのは、そんなに救われないものなのか?奇跡と、魔法を叶えてくれよ、頼むよ………神様…………… ーーーーーーーーー最期に。 見えた。会えた。たった一つ、守りたいものに。 彼女は、そう歌っていた。 「ここにいるよ ここにいるよ」 「ーーー帰る場所はここだよ?」 手が、差し伸べられた。 コメント 625 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/20(火) 00 20 22.80 ID 9TbaCL0U0 [1/4] 12月20日、今日は色々と開いた日だ 1857年には吉田松陰が松下村塾を開講、1904年には日本で初めてデパートが開業された また、トイザらスの日本第一号店が開店した日でもあるらしい 折角だからわたしも何か開いてみようか、たとえば杏子ちゃんとか でも開くものがない、心はもうわたしに開いてくれているし、それ以外は・・・否、言うまい そう言えば今日は宇和島藩の伊達宗城が没した日でもあった 松下村塾に伊達宗城・・・このような観点から見れば幕末関係の事柄の多い日とも言えるか たまには遥か昔に思い馳せるのも好いかもしれない あぁ、杏子ちゃんと一緒に江戸時代にタイムスリップしてみたい わたしと杏子ちゃんは二人で歌でも詠みながら自由気ままに旅をするの 杏子ちゃんは優しい浪人さんって感じかな? まぁ、ともかく杏子ちゃんと一緒に自然の風を感じて日本一周するなんて好いかもしれない 杏子ちゃんと一緒なら道中で朽ち果ててもいいと思うよ これじゃ本当にのざらし紀行になってしまうね でも杏子ちゃんと一緒ならどんな朽ち果て方をしてもかまわない 杏子ちゃんとなら露天神の森で心中だって、わたしにとっては幸せな死となるだろう 幸せ・・・死合わせ・・・常に死と隣合わせの人生でも、杏子ちゃんがいればわたしは幸せだよ 幸せ・・・死逢わせ・・・もし死んだとしても因果の巡り合わせで再びわたし達は転生し、幸せになれるだろう そう考えると死は怖くない、もう何も恐れるものはない なんて事を杏子ちゃんに言ったら間違いなく怒られるだろうね 「命を粗末にするんじゃねぇ」って そんな事を言っても、杏子ちゃんは大切な人の為なら自分の命すら投げ出すだろう だって、杏子ちゃんはそういう人だから、優しすぎる人だから そういえば佐倉惣五郎と言う人物がいたのを思い出した 彼は佐倉藩の圧政で民衆が苦しんでいるという事を将軍に直訴したと言う すると藩の圧政は収まったが、彼は磔にされて亡くなったという 故に彼は義民として知られるようになったと言う 杏子ちゃんは眩しいほどの義の心を持っているね でも、お願いだからわたしを置いて逝ってしまうのはやめてほしい ひとりぼっちになるくらいなら、好きな人と野ざらしになった方がマシだから コメント 715 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/21(水) 00 19 38.99 ID 9aB/rUA80 [1/3] 12月21日、そろそろクリスマスの準備に取りかからねばなるまい 今日は松本清張の誕生日であり、フィクションだが怪獣ゴモラの発見が報じられた日でもあるらしい 青木ヶ原樹海と言えば自殺の名所というイメージが強いが、それは松本清張の小説『波の塔』の影響という 昔にゲーテの『若きウェルテルの悩み』に影響を受けた青年らが多数自殺してしまった、というようなものか 人の書いた文章に魔性が宿っているようで、少々恐ろしく思ってしまう まぁ、何がどうあれ、自殺という行為はわたしの恋人、杏子ちゃんが最も忌み嫌う行為である テレビで自殺関連のニュースを目にすると杏子ちゃんは決まって顔を歪める 杏子ちゃんの家族は杏子ちゃん一人を残して一家心中、つまり自殺をしてしまったらしい その所為で杏子ちゃんは全て自分が悪いと思い込み、数年苦しみ続けてきたらしい 否、ひょっとしたら今も表情に出さないだけで、心の奥底では苦しみ続けているのかもしれない わたしは杏子ちゃんが苦しんでいるのを見たくないし、それを隠す杏子ちゃんも見たくない 杏子ちゃんにはいつも心の奥底から笑っていてほしいと願う だから、わたしは出きるだけの事を杏子ちゃんにしてあげたいと思う さて、ゴモラと言えばウルトラマンに出てくる怪獣だが、とても可哀そうな怪獣だ この前、杏子ちゃんとDVDを借りて見ていたのだが、変な雰囲気になってしまった 本来子供向けの特撮にああだこうだ言うのは宜しくないが、あれは酷い 特に尻尾を失ったゴモラがそれに気付かずにお尻を振っている場面は何か切なさを感じさせた DVDを見終った後に杏子ちゃんがわたしにある話をしてくれた 杏子ちゃんは沢山の魔女を狩ってきたらしいのだけれど、その中には全く敵意を見せないものもいたらしい 魔女どころか、使い魔すら何もしてこなかったらしく杏子ちゃんは酷く調子が狂ってしまった 槍を構えながら、魔女たちの様子を伺っていたらしいが、何分経っても攻撃してこなかったと言う 結局、杏子ちゃんはその魔女を狩ったらしいが、その時の魔女の悲鳴は何処か胸に突き刺さるものがあったそうだ どうやら杏子ちゃんは一時期、いじめを受けていたらしい 新興宗教の教祖の娘というだけで何もしていないのに嫌がらせ等をされていた 杏子ちゃんは何故自分がいじめられなければならないのか分からなかったという 自分は何も悪い事をしていないのにいじめられる、そんな理不尽が許せなかった それでも杏子ちゃんは問題を起こす事なく、必死に絶え続けていたらしい いじめられていた頃の自分と無抵抗の魔女の姿に重なる部分があったのだろう 杏子ちゃんの経験を聞くと色々考えさせられるものがある それ以上にそこまで過酷な人生を強いられてきた杏子ちゃんが可哀そうでならなかった 多感な時期にいじめを受け、それを耐え、その挙句には家族が心中してしまう でも、わたしが杏子ちゃんに同情すると杏子ちゃんはやめてくれ、という 杏子ちゃんは決まって「あたしは不幸なんかじゃない」と言う 「あんたと出逢えたから、あたしは決して不幸なんかじゃない」と そんな杏子ちゃんを見ていると目頭が熱くなり、わたしは常にこう思わざるを得なくなる 杏子ちゃんを絶対に幸せにして見せる、と コメント 859 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/22(木) 00 18 28.54 ID Wut3q+sb0 [1/7] 12月22日、今年は今日が冬至のようだ 今日は第一次伊藤博文内閣が組閣された日であり、労働組合法が公布された年 また、ベートーヴェンが交響曲第5番と第6番をウィーンで初演した日でもあるらしい 交響曲第5番と言えば日本では「運命」という通称で親しまれているが 第6番も「田園」の通称があり、美しい曲だ さて、ベートーヴェンはカトリックではあったが敬虔な信者とは言えなかったようだ どうやら彼は純粋なキリスト教世界より、 ゲーテの『ファウスト』等に見られるキリスト教世界とギリシア的世界の融合に憧れていたらしい しかし、彼が敬虔でないと言われても、彼の生み出した音楽は偉大であり讃えられるべきものだ さて、それに対してわたしの最愛の恋人杏子ちゃん 杏子ちゃんの声はいつもわたしの事を癒してくれる音楽だ わたしは彼女ほどに敬虔な聖女を見た事はない しかし、杏子ちゃんの信仰は異端と罵られたお父さんの教えだ それでも、杏子ちゃんは聖女のようにその信仰を常に抱き続いている そもそも、イエスだって当時のユダヤ人からしてみれば異端だったはずだ 哲学者キルケゴールも自分の信仰を見つけ出し、それをデンマーク教会に異端扱いされた 彼らを見ていると信仰に異端も糞もないのではないかと思ってしまう ベートーヴェンは恐らく自分の中で、自分だけの信仰を持っていたのだろう だからこそ、何年間にも渡って人の心を震わせる音楽を創り出せた 杏子ちゃんもお父さんの信仰を受け継いで、それを自分の信仰として生きてきたのだろう だからこそ、杏子ちゃんは優しくて強くて、慈愛に満ち溢れているんだ そして、わたしも信仰を持っている それは信仰と言うには余りに程遠いかもしれないが、 ただの「愛」という言葉で済ますには余りにも安っぽすぎる 言葉に表すのは難しいが、それは信仰に近い愛なのだ プラトニック・ラブという言葉があるが、それでも表し切れないものなのだ ふと横を見ると杏子ちゃんが気持ち良さそうに眠っている この笑顔に何度救われ、勇気付けられてきたことか さて、クリスマスイブまであと二日だ その日ほど、杏子ちゃんにわたしの信仰を示すに相応しい日はないだろう 全ての感謝と恋慕と敬愛を愛というカタチを以って杏子ちゃんに贈ろう そして、ともに盛大な賛美歌を奏でよう そう誓って、わたしは杏子ちゃんの寝顔にキスをする 絶対に幸せにしてみせるからね、杏子ちゃん コメント 969 名前:†[sage] 投稿日:2011/12/23(金) 00 20 49.61 ID dKgjPbk40 12月23日、今日は国民の祝日の一つ、天皇誕生日だ 因みに天皇の誕生日が祝日となったのは今上天皇が最初で明治天皇、大正天皇の誕生日は祝日ではなかった 稀に勘違いをする人がいるが、この天皇誕生日は昭和天皇の誕生日ではなく、平成天皇の誕生日だ また、今日は極東国際軍事裁判で死刑判決を受けた東条秀樹、板垣征四郎らA級戦犯7名の処刑が執行された日でもある 現在の日本で生きる上で、これらの歴史は知っておいて損はないだろう そんな2011年12月23日にわたしは不思議な夢を見た 科学的に考えて、他人の記憶を夢で見る事などがあろうか? 多分、あれはいつものようにわたしの隣で眠っていた杏子ちゃんの記憶だろう 理性的にその事象を捉えると、それを彼女の記憶と断定していいものかと懐疑の迷宮に陥ってしまうが、 理性的に物事を捉えようとしても、それで物事の真偽が判るというものではない 横光利一の『機械』の主人公も理性的である事に執着し過ぎた所為で、理性的な思考が出来なくなっていた 無理に事象を理性的に捉えようとすると、大切なところが見えなくなって仕舞うという事も少なくない だから、今回はあの夢を全て杏子ちゃんの記憶だとして見る事にしよう そう、多分あれは神様の悪戯なんだ ある少女が、家族とともに団欒をしながらケーキを食べながら笑っていた ケーキの上に乗ったサンタの砂糖菓子を見るに、そのゲーキがクリスマスケーキであるという事が分かった そのケーキを美味しそうに頬張る少女をわたしは知っている わたしの最愛の恋人の杏子ちゃんだった それを見て微笑ましく思っていると、場面が暗転し切り替わる 真っ暗な建物の中である少女が泣き崩れている 彼女のいる場所は砂利や砕けた木片らしきものが散乱しているが、ステンドグラスを見て、そこが教会だと分かった わたしはその少女を知っていた ステンドグラスを通して差し込む寂しい月明かりが赤いチャイナドレスのような服の少女と床に置かれた槍を照らす それは魔法少女でわたしの恋人の杏子ちゃんだった 彼女が啜り泣くその姿は余りに痛々しすぎた わたしは杏子ちゃんの泣いている理由が分かる だから、いっそうその姿を見ているのは耐えられなかった 彼女は小さな声で「ごめんなさい」と言って乱暴に自分の涙を拭い取った そして、床に置かれた槍を持ち上げて、その教会から去って行った 彼女は必死の悲哀の感情を押し殺しているように思えた すると、また、場面が暗転して切り替わる パーカー姿の杏子ちゃんが昼間の教会で佇んでいた その姿は悲哀に満ちたものではなく、何処か穏やかなように見えた 杏子ちゃん「ありがとう、神様」と聖女のように祈った 祈りを終えると今度は何処か遠くを見るような瞳で言った 「今年のクリスマスは此処に恋人を連れてくるよ だからさ、自分勝手な相談かもしんねーけどさ、見守っていてくれよ」 そう言い終えると杏子ちゃんはにこっと笑ってこう言った 「じゃあな、親父、また来るからその時はよろしくな」 杏子ちゃんはそういい残すと晴れたような表情で教会を後にした これがもし神様が見せたものだというなら神様は杏子ちゃんの幸せを願ってくれているって事だろう ならば、わたしが行うべきことはたった一つ 杏子ちゃんに幸せなクリスマスをプレゼントしてあげるって事だ コメント
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/2061.html
白藤 杏子 白藤杏子(しらふじ きょうこ)がデザインされたカード群。WORKING !!スペシャルパック時点で7種類が存在する。 《白藤 杏子&轟 八千代(049)》《轟 八千代&白藤 杏子(225)》を除く全てのカードが【店長】を持つ。 ワグナリアの店長。 クールな印象を持つが、ほとんど仕事をせず傍若無人にふるまう。 スタッフの採用もかなり適当に行っており、度々音尾に注意されている。 学生時代はスケバンだったため、態度の悪い客をシメようとしたことも。 声優は渡辺久美子。 カード一覧 《白藤 杏子(035)》 《白藤 杏子(036)》 《白藤 杏子(037)》 《白藤 杏子(038)》 《白藤 杏子(039)》 《白藤 杏子(046)》 《白藤 杏子(211)》 コンビ 《白藤 杏子&轟 八千代(049)》 《白藤 杏子&轟 八千代(050)》 《轟 八千代&白藤 杏子(225)》 支援カード 《轟 八千代(053)》 《轟 八千代(054)》 《轟 八千代(212)》 発動キー 《轟 八千代(056)》 《轟 八千代(068)》 《ヤンキー杏子》 関連項目 『WORKING!!』 【ワグナリア】 【店長】 種島 ぽぷら 小鳥遊 宗太 伊波 まひる 轟 八千代 佐藤 潤 相馬 博臣 山田 葵 音尾 兵吾 松本 麻耶 真柴 美月 真柴 陽平 編集